食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06240350301
タイトル 論文紹介:「2022年9月から11月にかけてスウェーデンで発生した、同国産の洗浄済みルッコラ(ロケットサラダ)に関連したSalmonella Typhimurium集団感染」
資料日付 2024年3月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance(2024, 29(10):pii=2300299、doi: 10.2807/1560-7917.ES.2024.29.10.2300299)に掲載された論文「2022年9月から11月にかけてスウェーデンで発生した、同国産の洗浄済みルッコラ(ロケットサラダ)に関連したSalmonella Typhimurium集団感染(Outbreak of Salmonella Typhimurium linked to Swedish pre-washed rocket salad, Sweden, September to November 2022)、著者K Fischerstrom, M Rehn (Public Health Agency of Sweden (PHAS), スウェーデン)ら」の概要は以下のとおり。
 2022年9月、スウェーデン公衆衛生局は、スウェーデン電子届出システムを通じ、同国内のSalmonella Typhimurium感染症例の増加を観察し、全ゲノムシークエンス解析により集団感染株を特定した。全体で、2022年9月17日から11月24日の間に発症した109症例が、スウェーデンの21地域中20地域から報告された。症例の年齢中央値は52歳(範囲:4~87歳)で、62%が女性であった。症例対照研究により、症例はルッコラ(調整オッズ比(aOR) = 4.9、95%信頼区間(CI): 2.4-10、p値<0.001)及び袋詰めミックスサラダ(aOR = 4.0、95%CI: 1.9-8.1、p値<0.001)の喫食と関連していることが分かった。同時期にフィンランドのクラスターでスウェーデンの集団発生株を確認したフィンランド当局の裏付けにも基づく遡及調査により、スウェーデンで栽培され、事前に洗浄及び包装されたルッコラが集団感染の発生源である可能性が高いことが確認された。ルッコラの微生物学的分析は行われなかった。調査により、ルッコラなどの袋詰めされた葉物野菜は、生産チェーンにおける事前の洗浄工程にもかかわらず、サルモネラ属菌を含む可能性があり、集団感染を引き起こし、消費者に健康上のリスクをもたらす可能性があることが示された。著者らは、集団感染を防ぐために、葉物野菜の一次生産者が汚染の可能性のあるポイントを特定する必要性を強調する。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance(2024, 29(10):pii=2300299)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2024.29.10.2300299
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。