食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06240250295
タイトル 国際連合食糧農業機関(FAO)、第98回FAO/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)のサマリー及び結論を公表
資料日付 2024年3月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際連合食糧農業機関(FAO)は3月11日、第98回FAO/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)のサマリー及び結論を公表した。概要は以下のとおり。
 本会合は2024年2月20日~29日までローマのFAO本部において開催され、その目的は、動物用医薬品における残留物の安全性を評価することであった。
 専門家会議の任務は、食品中に残留する動物用医薬品の安全性評価にあたっての原則の精緻化、許容一日摂取量(ADI)及び急性参照用量(ARfD)の設定、動物用医薬品の使用における適正基準に従って、検討中の医薬品が食料生産動物に投与される場合の最大残留基準値(MRL)の勧告、特定の動物用医薬品の残留物の安全性評価、並びにコーデックス委員会食品残留動物用医薬品部会(CCRVDF)からの特定の要請への対応であった。
 専門家会議では2種類の動物用医薬品、クロピドール(clopidol)及びフマギリン・ジシクロヘキサクロリド(fumagillin dicyclohexachloride)の安全性を評価した。専門家会議では第94回会合で開始したイミダクロプリド(imidacloprid)の安全性評価も完了した。当時、イミダクロプリドがヒトの代表的な腸内細菌叢に及ぼす直接的な影響を評価するための完全な情報がなかったため、微生物学的ARfD(mARfD)も微生物学的ADI(mADI)も設定できなかった。そのため、第94回JECFA会合ではイミダクロプリドのARfDやADIを設定できず、MRLも勧告できなかった。今回の会合で、専門家会議は、スポンサーから提出された微生物学的データを評価することで作業を完了した。
 エトキシキン(ethoxyquin)は当初、レビュー対象物質リストに含まれていたが、スポンサーからデータの提出がなかったため、評価されなかった。
 本会合の報告書は、WHOテクニカルレポートシリーズにおいて発表される。その内容は、これまでの報告書と同様、一般的な考察、特定の物質に関するコメント及び勧告となる。
 報告書では、ADI並びにその他の毒性学的勧告、食事性ばく露及び安全性に関する勧告に関する専門家会議の主な結論がまとめられている。また、不完全なデータパッケージでの、動物用医薬品残留物の安全性評価に向けたガイダンスに関する更なる議論も要約される。
 附属書1には、動物用医薬品の毒性学的評価及び食事性ばく露の評価結果が示されている。専門家会議が迅速に普及させたい情報を含む一般的な性質の項目は、附属書2に記載されている。会合にて提起された今後の作業及び勧告は附属書3にまとめた。参加者は附属書4に記載されている。
 ADIを設定する際に専門家会議が考慮したデータをまとめた毒性学的モノグラフは、WHO 食品添加物シリーズにおいて公表される。MRLの勧告にあたって専門家会議が検討したデータをまとめた残留物モノグラフは、FAO JECFA モノグラフシリーズにおいて公表される。
 当該サマリー及び結論は以下URLから閲覧可能(PDF、9ページ)。
https://www.fao.org/3/cd0034en/cd0034en.pdf
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) 国際連合食糧農業機関(FAO)
URL https://www.fao.org/food-safety/resources/publications/en/
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