食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06240150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えSaccharomyces cerevisiae CBS 615.94株由来食品用酵素α-ガラクトシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年3月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月4日、遺伝子組換えSaccharomyces cerevisiae CBS 615.94株由来食品用酵素α-ガラクトシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(1月30日採択、PDF版11ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8606)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素α-ガラクトシダーゼ(α-D-ガラクトシドガラクトヒドロラーゼ; EC 3.2.1.22)は、遺伝子組換えSaccharomyces cerevisiae CBS 615.94株を用いて、Kerry Elements & Flavors Ltdにより生産される。
 当該食品用酵素には、既知の薬剤耐性遺伝子1種のコピーが複数含まれる。しかしながら、当該食品用酵素には産生菌株の生細胞やDNAは含有されないことから、これはリスクとは見なされない。
 遺伝子組換え微生物源、あるいは、その製造工程に起因する他の懸念は特定されないため、EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、当該食品用酵素の評価に毒性学的試験は必要ないと判断した。
 当該食品用酵素は、グアーガム(訳注: Cyamopsis tetragonoloba/クラスタマメ/グアー豆から得られる水溶性増粘多糖類)加工工程にて使用されることが意図されている。
 欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.828 mg 総有機固形物(TOS)/kg体重と推定された。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。CEPパネルは、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8606
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