食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06230340105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、食品包装用耐油剤に使用されているPFASはもはや米国では販売されていないと公表
資料日付 2024年2月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は2月28日、食品包装用耐油剤に使用されているPFASはもはや米国では販売されていないと公表した。概要は以下のとおり。
 本日、FDAは、パーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)を含む耐油性物質が、米国市場においては食品接触用途として製造業者により販売されていないと公表した。食品包装紙及び板紙に使用されるこれらの物質の市場からの自主的段階的廃止が完了したことにより、承認済みの食品接触用途による食事由来のPFASへのばく露の主な原因が排除される。
 公衆衛生を保護するため、FDAは2020年、FDAの市販後安全性評価を経て、特定の種類のPFASを含む耐油性物質を米国内において食品接触用途で販売することを中止するという誓約を製造業者から得た。本日の発表は、これらの自主的な取り組みの達成を記念するものである。更に、FDAは、他の製造業者が、米国における耐油剤としての使用を意図した他の食品接触材料(様々な種類のPFASを含む)の販売を自主的に停止したことを確認した。
 紙及び板紙の包装材には、油脂の漏れを防ぎ、耐水性を高めるために耐油性物質が塗布されている。PFASを含む物質は、ファストフードの包装紙、電子レンジ用ポップコーン袋、持ち帰り用の板紙容器、ペットフードの袋、及びその他の同様の種類の包装に適用されていた。FDAが製造業者から受け取った当初の誓約文書には、これらの食品接触材料を含む紙及び板紙製品が最終販売日から市場に供給し尽くすまでに18か月かかる可能性があると記載されているが、ほとんどの企業は当初の段階的廃止日より前に市場から撤退している。更に、FDAは、食品包装におけるこれらの食品接触材料の市場をFDAが監視できるようにする、バリデーションのとれた分析法の開発に取り組んでいる。
 食品化学物質の安全性及び食品への使用が承認されている化学物質の再評価に対するFDAの取り組みの一環として、FDAはそのリスク決定が引き続き正確であり、最新の科学に基づいていることを保証するために、市販後の安全性評価を継続して実施する予定である。
 本件に関するFDAのニュース記事は、以下のURLから閲覧可能。
https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-industry-actions-end-sales-pfas-used-us-food-packaging
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-announces-pfas-used-grease-proofing-agents-food-packaging-no-longer-being-sold-us
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