食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06230080314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、報告書(04/2024)「尿における可塑剤の分解生成物(フタル酸モノ-n-ヘキシル(MnHexP))に関する背景情報」を公表
資料日付 2024年2月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は2月13日、報告書(04/2024)「尿における可塑剤の分解生成物(フタル酸モノ-n-ヘキシル(MnHexP))に関する背景情報」を公表した。概要は以下のとおり。
ノルトライン・ヴェストファーレン(Nordrhein-Westfalen)州自然・環境・消費者保護局(LANUV)は、子供たちの古い尿検体のフォローアップ分析で、フタル酸モノ-n-ヘキシル(MnHexP)を検出した。この物質は、フタル酸ジヘキシル(dihexyl phthalate)、フタル酸デシルヘキシル(decylhexyl phthalate)、または他の特定の混合鎖フタル酸エステルなど、様々なフタル酸エステルに由来する代謝分解生成物(代謝物)として生成するか、あるいはフタル酸水素ヘキシルの形態で直接吸収される可能性がある。
フタル酸エステルは、主にPVC(ポリ塩化ビニル)などのプラスチックの可塑剤として使用される化合物である。しかし、フタル酸エステルはそれぞれのプラスチックに強固に結合しているわけではなく、プラスチックから遊離する可能性がある。フタル酸エステルは大量に生産・使用されるため、環境中(土壌、水、空気)のほとんどあらゆる場所で検出される可能性がある。
 疑わしい事例があったため、LANUVはその後、ノルトライン=ヴェストファーレン州の2歳から6歳の子供から定期的に採取された尿検体を、ヒトバイオモニタリング研究(HBM)の一環として調査した。その結果、MnHexPという物質が、古い検体に比べて、最近採取された検体で、より頻繁に、そして有意に高濃度で検出された(2020/21年の尿検体の分析において、MnHexPは検体の61%で検出されたが、2017/18年の検体では26%しか検出されなかった)。測定された濃度も大幅に増大していた(平均すると、2017/18年の検体では0.28 μg/L、2020/21年の検体では2.09 μg/Lであった)。
 第6回ドイツ環境健康調査(GerES VI)の一環として現在採取されている尿検体の初期評価において、連邦環境庁(UBA)は、これまで採取された18歳から79歳の成人の尿検体の3分の1以上からもこの物質を検出した。まだ一部の検体しか採取・評価されていないため、これらのデータはまだ暫定的である。
 尿検体中に現在検出されているこの物質の原因となる製品または供給源は、今のところ不明である。また、どの前駆体が、尿中のMnHexPの存在に寄与する可能性があるのかも明らかではない。
 BfR MEAL(訳注 Mahlzeiten fur die Expositionsschatzung und Analytik von Lebensmitteln(食事のばく露評価及び食品分析))研究の一環として、226種類の食品で、可能性のある前駆体として、フタル酸ジ-n-ヘキシル(di-n-hexyl phthalate)が調査された。すべての分析結果は、それぞれの検出限界以下であった。フタル酸ジ-n-ヘキシルの使用は、食品包装のようなプラスチック製食品接触材料や化粧品では禁止されている。動物実験に基づき、可能性のある前駆体は生殖毒性があると考えられている。しかし、尿中の代謝物質の存在はばく露を示すものであり、直ちに健康リスクがあるかどうかを示すものではないことには留意することが重要である。しかし、MnHexPとその可能性のある前駆体の両方に生殖毒性があるため、これらの物質の摂取量はできる限り減らすべきである。
 問題となっている可能性のある前駆体のほとんどは、欧州全域で厳格な使用制限の対象となっている。例えば、それらはEUの化学物質規則REACHでは、高懸念物質として特定されている。加えて、欧州化学品庁(ECHA)によってさらなる規制活動が計画されている。現在、担当するUBAとECHAが、この調査結果の原因を特定しようとしている。
(以下略)
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/cm/343/mnhexp-hintergrundinformationen-zum-nachweis-des-abbauproduktes-eines-weichmachers-in-urinproben.pdf

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