食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06220780307
タイトル スペイン食品安全栄養庁(AESAN)、科学委員会ジャーナル38号において「気候変動が食物アレルギーに及ぼす影響に関する報告書」を公表
資料日付 2024年2月9日
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分類2 -
概要(記事)  スペイン食品安全栄養庁(AESAN)は2月9日、科学委員会ジャーナル38号において「気候変動が食物アレルギーに及ぼす影響に関する報告書」を公表した。概要は以下のとおり。
(以下、ガイドラインの要約)
 食物アレルギーは、我々の社会において高い有病率を示している疾患であり、患者にクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の低下をもたらすだけでなく、医療システムにとっても大きな負担となる。
 化石燃料の燃焼及び温室効果ガスの蓄積による着実な地球温暖化は、多くの種の分布及び多くの植物の受粉動態を変化させ、食物アレルギーに多大な影響を及ぼしている。また、都市における高濃度の二酸化炭素(CO2)及び汚染によって、アレルゲンの産生を増加させる植物があることが観察されている。
 気候変動及び耕作地拡大の必要性から、新たな自然空間の占有が増加し、環境生物多様性や食料の入手可能性が低下した結果、腸内毒素症が増加し、それが耐性の低下及び食物アレルギーの増加につながっている可能性がある。
 そして遂には、食品の平均寿命を延ばす必要性及び食品の長距離輸送の必要性から、化学保存料の使用及び容器・包装等の石油由来製品の使用が拡大している。
 現在、エビデンスは極めて少ないものの、使用されている化合物の中には、我々の免疫系に直接影響し、その結果、アレルギー感作の可能性を高めるものがあることが確認され始めている。一方、こういったヒトの活動による廃棄物は、粒子やナノ粒子を生成し、作用機序は異なるものの、いずれも粘膜に影響を与え、粘膜を活性化し、アレルギー疾患の罹患率を高める。
 この文脈において、AESAN科学委員会は、気候変動の直接的・間接的影響と食物アレルギー発症との関係に関する、既存の科学的エビデンスのレビューを実施した。
 当該ガイドラインは以下のURLから閲覧可能(スペイン語、PDF版、P.25~)。
https://www.aesan.gob.es/AECOSAN/docs/documentos/publicaciones/revistas_comite_cientifico/Revista_Comite_Cientifico_38.pdf
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペイン食品安全栄養庁(AESAN)
情報源(報道) スペイン食品安全栄養庁(AESAN)
URL https://www.aesan.gob.es/AECOSAN/web/noticias_y_actualizaciones/noticias/2024/comite_cientifico.htm
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