食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06220150111
タイトル カナダ食品検査庁、「特定の食品に含まれる食品着色料」を対象とした食品化学分野における最終報告書を公表
資料日付 2024年1月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ食品検査庁は1月20日、「特定の食品に含まれる食品着色料」を対象とした食品化学分野における最終報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 ・調査期間 2016年4月1日~2017年3月31日
 概要
 食品着色料は、加工条件による自然色を補填する、色合いを高め、色を均一化することでより魅力を高め、食欲をそそる食品にして消費者の期待に応じる等、様々な理由から食品や飲料に添加されている。加工食品における非認可の着色料の使用に関する潜在的な健康懸念もあるため、着色料に焦点を当てた対象調査が開始された。非認可の着色料が含まれている場合、DNAへの損傷や、発がん性が懸念されているものもあるため、消費者に健康上のリスクをもたらす可能性がある。認可済み合成着色料の未申告使用は、合成着色料に過敏な反応を示し、皮膚発疹を引き起こすことや、喘息患者においては喘息反応を誘発する等、人口集団のごく一部にとっても潜在的な懸念となる可能性がある。
 この対象調査では、カナダ市場に流通している国産及び輸入製品に含まれる食品着色料の存在に関するさらなるベースライン監視データを作成した。ベーカリー製品、チーズ、冷菓、フレーバーミルク、保存食、トッピング、菓子に至る合計748サンプルを収集し、最大43種類の食品着色料について検査した。検査したサンプルのうち295(39%)から食品着色料が検出された。過去の調査年と比較すると、これらの結果は同様の順守率(98.7%)を示している。これらのサンプルのうち、1サンプルから最大使用量を超えるレベルの食品着色料が検出され、1サンプルから非認可の食品着色料が発見され、8サンプルではラベル上の食品着色料の申告が欠如していた。
 この調査で観察された食品着色料のレベルは、カナダ保健省(Health Canada)の化学物質安全局により評価され、検査されたサンプルはいずれもヒトへの許容できない健康懸念はもたらさないと判断された。
 本報告書の詳細は以下のURLから入手可能。
https://inspection.canada.ca/DAM/DAM-food-aliments/STAGING/text-texte/food_colours_selected_foods_2016_2017_1705588899265_eng.pdf
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ食品検査庁(CFIA)
情報源(報道) カナダ食品検査庁(CFIA)
URL https://inspection.canada.ca/food-safety-for-industry/food-chemistry-and-microbiology/food-safety-testing-reports-and-journal-articles/eng/1453324778043/1453327843364
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