食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06210360104 |
タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、カンタロープに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新 |
資料日付 | 2024年1月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は1月19日、カンタロープ・メロンに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。 1. 当該集団感染は終息した。サルモネラ属菌による病気から自身を守るためにできることを学ぶ必要がある。 2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は複数州にわたるサルモネラ属菌(Salmonella Sundsvall及びS. Oranienburg)集団感染症に関して調査を行った。疫学、検査及び遡及調査のデータによって、サルモネラ属菌に汚染されたカンタロープが病因となったことが示された。2024年1月19日時点で、本集団感染症は終息している。 3. サルモネラ属菌の集団感染株(複数株)のうちの1種類に感染した407人が44州(カリフォルニア州、テキサス州、ミネソタ州、ウィスコンシン州他)から報告された。発症日は2023年10月15日から2023年12月25日までであった。情報が得られた362人のうち、158人(44%)が入院した。6人の死亡者が報告された。 4. 公衆衛生当局は、患者の年齢、人種、民族的帰属、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の一週間に喫食した食品等、多くの様々な種類の情報を収集した。この情報は調査員が当該集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供した。 以下は、本集団感染の患者についての統計情報である(「n」は各統計のための情報が得られた人数)。 ・年齢(n=404) 範囲:1歳未満~100歳、年齢中央値:60歳、5歳以下:26%、65歳以上:47% ・性別(n=406) 男性:45%、女性:55% ・人種(n=321) 白人:84%、アフリカ系米国人/黒人:10%、アジア系:4%、アメリカ先住民又はアラスカ先住民:1%、複数人種を報告:1%未満 ・民族(n=328) 非ヒスパニック系:85%、ヒスパニック系:15% 5. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の一週間に喫食した食品について聞き取り調査を行った。聞き取り調査を受けた197人のうち、135人(69%)がカンタロープを喫食したと報告した。この割合は、FoodNet住民調査(下痢性疾患に関連する様々な食品の喫食頻度を推定するのに役立つ調査)でカンタロープを喫食すると報告した回答者の19.6%よりも有意に高かった。カンタロープを喫食したと報告した134人のうち、特に67人はカット済みのカンタロープを、40人は丸ごとの(whole)カンタロープを喫食したと報告した。52人が発症時に長期介護施設に入所していた。聞き取り調査を受けたこれら24人のうち、12人がカンタロープを喫食したと報告した。44人の小児が発症時に保育所に通っていた。情報が得られた34人の小児のうち、19人がカンタロープを喫食していた。 6. 405人の検体由来の細菌の全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、いずれの抗菌性物質への耐性も予測されなかった。更なる情報は全米薬剤耐性監視システム(NARMS)のwebサイトで閲覧可能である。 7. カナダもカンタロープに関連したサルモネラ属菌の集団感染を調査した。カナダで集団感染の原因となった株は、米国の集団感染株と同じであった。 8. 本調査の結果として、複数のカンタロープ製品のリコールが公表された。 ・2023年11月1日、Malichitaブランドのカンタロープがカナダでリコールされた。 ・11月8日、Trufresh社は10月16日から10月23日まで米国企業に販売されたMalichitaブランドの丸ごとのカンタロープをリコールした。 ・11月15日、Trufresh社はリコールを拡大し、別の丸ごとのカンタロープも対象とした。 ・11月14日、Vinyard Fruit and Vegetable Company社はカット済みフルーツ製品をリコールし、ALDI社は丸ごとのカンタロープ、厚切りカンタロープ、及びパイナップル棒(スティック状に切ったもの)をリコールした。 ・2023年11月22日、Trufresh社はリコールを再度拡大し、全てのMalichitaブランド及びRudyブランドの丸ごとのカンタロープを対象とした。Crown Jewels社は、Malichitaブランドの丸ごとのカンタロープをリコールした。CF Dallas社は、リコール対象のカンタロープを含むカット済みフルーツ製品をリコールした。 ・2023年11月27日、Kwik Trip社はカット済みカンタロープ及びフルーツミックスをリコールした。 ・11月28日、Bix Produce社はカット済みフルーツカップをリコールした。 ・11月29日、GHGA社はKroger、Sprouts Farmers Market、及びTrader Joe’sで販売されたカット済みカンタロープ製品をリコールした。 ・11月30日、Cut Fruit Express社は、消費期限(use-by dates)が11月4日から11月6日のカット済みカンタロープ製品をリコールした。 ・12月5日、TGD Cuts社は、消費期限が11月2日から11月24日のカット済みカンタロープ製品をリコールした。 ・Stop&Shop社は、10月23日から11月11日に購入されたカンタロープ製品をリコールした。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
URL | https://www.cdc.gov/salmonella/sundsvall-11-23/index.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。