食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06210250328 |
タイトル | 英国環境・食料・農村地域省(Defra)、テンサイ作物を保護するために緊急農薬認可が条件付きで承認されたことを公表 |
資料日付 | 2024年1月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国環境・食料・農村地域省(Defra)は1月18日、テンサイ作物を保護するために緊急農薬認可が条件付きで承認されたことを公表した。概要は以下のとおり。 農薬は作物への脅威があり、環境を保護するために厳格な管理が行われている場合にのみ使用される。 ・ネオニコチノイド使用の閾値は過去数年で上昇し、これまで設定された最高レベルに達した。 ・政府は、環境を保護しながら害虫を管理し、食糧生産を促進するための革新的な解決策を見つけることに取り組んでいる。 ネオニコチノイド系農薬は、独立したウイルス発生予測指標が65%以上であることが証明され、危険性がある場合に限り、イングランドの2024年産テンサイ作物への使用が許可される。 農薬の緊急認可は、他の合理的な手段では抑制できない危険のために必要であり、使用が制限および管理されている特別な状況において、限られた期間のみ許可される。? クルーザーSB(Cruiser SB)の使用は、独立したモデルによってイエロー・ウィルス(yellow virus)のレベルが特定の閾値を超えると予測された場合に許可される。この閾値を満たさない場合、製品の使用は許可されない。? 今年の使用閾値は、これまでで最も高いレベルに設定されている。たとえ閾値を超えたとしても、環境へのリスクを最小限に抑えるため、さらなる条件が適用される。? これには、処理された種子を使用した土地で、農家が次年度以降に作付けできる作物の制限や、種子を正しく処理・使用し、環境中のネオニコチノイドのレベルを監視するスチュワードシップ・スキーム(※訳注)の遵守などが含まれる。 ネオニコチノイド系農薬の散布は、食糧生産を守るために作物をウイルスから守る一方で、その散布に伴う閾値はより広い環境の保護に役立つ。 政府は農薬使用からの脱却に取り組んでおり、土地農家が害虫を効果的に管理するための革新的な方法を支援している。仮にクルーザーSBがイングランドのすべてのテンサイ畑で使用されたとしても、有効成分の総量は、2012年から2016年の各年度に作物に散布されたネオニコチノイドの量より90%以上少ない。 テンサイの苗や幼苗はアブラムシに食害されやすく、このアブラムシはウイルスを媒介するため、テンサイは小さくなり、糖度も低下する。このウイルスは収量を最大50%減少させる可能性があり、個々の生産者、国内の砂糖生産、そして国内の約1万人の雇用を支える産業に影響を与える。? 英国の砂糖の半分以上は国内生産によるもので、2020年には国内のテンサイ収穫量の25%が失われ、業界全体で6,700万ポンドの経済的損失が生じた。 (略) テンサイ植物は開花前に収穫され、通常、葉や茎から滲出することはない。このことから、テンサイ自体はミツバチにとって魅力のない作物であり、ミツバチがテンサイの花粉や蜜を採餌することから生じるリスクはほとんどない。 政府は最近、英国の製糖業界および環境団体のメンバーと円卓会議を開き、その中でネオニコチノイドの使用から脱却するという業界の計画について議論した。農業大臣は、申請者およびこの分野の他の関係者に対し、種子の発芽を改善するための措置を含むこれらの計画を推進し、その成果を現場で速やかに実現できるよう要請する。? 政府はまた、農業における統合害虫管理の利用を拡大するための措置を打ち出した。これには、殺虫剤を使用しない農業に移行するオプションなど、持続可能な農業奨励制度の一環としての新たな有償措置が含まれる。 これらの取り組みは、農家が統合害虫管理ソリューションの利用を増やすことを支援し、それによって農薬に関連するリスクを軽減し、農薬耐性と闘い、持続可能な農業生産性を支援するものである。 農業大臣は、この申請に関して、Defraの首席科学顧問、英国衛生担当官、独立した英国農薬専門家委員会、および経済学者からの助言を考慮した。? 緊急認可に対する英国のアプローチはEU離脱後も変更されておらず、ネオニコチノイド系農薬の全面的な使用禁止は維持されている。? (※訳注) 詳細は、次のURLから閲覧可能 https://defrafarming.blog.gov.uk/category/countryside-stewardship/ |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA) |
情報源(報道) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA) |
URL | https://www.gov.uk/government/news/emergency-pesticide-authorisation-to-protect-sugar-beet-crop-conditionally-approved |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。