食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06200640149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えトウモロコシMON 810の認可更新の評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年1月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月19日、規則(EC) No 1829/2003に基づく、遺伝子組換えトウモロコシMON 810の認可更新の評価に関する科学的意見書を公表した(ドシエGMFF-2022-9450、2023年11月30日採択、PDF版13ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8489)。概要は以下のとおり。
 規則(EC) No 1829/2003に基づき、Bayer Agriculture BVからドシエGMFF-2022-9450が提出されたことを受け、欧州食品安全機関の遺伝子組換え生物に関するパネル(GMOパネル)は、昆虫防除遺伝子組換えトウモロコシMON 810の認可更新申請の文脈において提出されたデータに関し、科学的リスク評価の実施を要請された。更新申請ドシエGMFF-2022-9450の対象範囲は、欧州連合(EU)域内における食品用・飼料用トウモロコシMON 810(花粉を含む)の市場投入の更新であり、栽培は対象外である。
 GMOパネルは、科学的意見を表明するにあたり、以下を検討している。
 ・ ドシエGMFF-2022-9450
 ・ 申請者提供の追加情報
 ・ EU加盟国提出の科学的コメント
 ・ 関連する科学文献
 更新申請GMFF-2022-9450の文脈において受領されたデータには、以下が含まれる。
 ・ 市販後環境モニタリング報告書
 ・ スコーピングレビューにより取得された文献の評価
 ・ 申請者あるいは代理人実施の追加研究
 ・ 最新のバイオインフォマティクス解析
 GMOパネルは、認可期間中に特定されたか、あるいは、当初の申請の文脈においては評価されていない、新たな潜在的ハザード、変更されたばく露、新たな科学的不確実性について、上記のデータを評価した。更新が検討されているトウモロコシMON 810イベントのDNA配列が、当初評価されたイベントのDNA配列と同一であるという仮定の下、GMOパネルは、ドシエGMFF-2022-9450には、トウモロコシMON 810に関する当初のリスク評価の結論(2009年及び2012年)を変更するような、新たなハザード、変更されたばく露、科学的不確実性を示すエビデンスは含まれないと結論する。
 (訳注)
 MON 810の導入遺伝子は以下のとおり(導入遺伝子、遺伝子源、遺伝子産物、付与される機能の順に記載)。
 1. cry1Ab、Bacillus thuringiensis subsp. Kurstaki、Cry1Ab delta-endotoxin、鱗翅目昆虫の中腸内層を選択的に損傷することにより、昆虫抵抗性を付与
 2. goxv247、Ochrobactrum anthropi strain LBAA、glyphosate oxidase、グリホサートをアミノメチルホスホン酸(AMPA)及びグリオキシル酸に分解することにより、グリホサート系除草剤耐性を付与
 3. cp4 epsps (aroA:CP4)、Agrobacterium tumefaciens strain CP4、herbicide tolerant form of 5-enolpyruvulshikimate-3-phosphate synthase (EPSPS)、低グリホサート結合親和性による、グリホサート系除草剤耐性の亢進
 4. nptII、Escherichia coli Tn5 transposon、neomycin phosphotransferase II、形質転換植物に抗生物質(ネオマイシン及びカナマイシン)代謝能を付与(選択マーカー)
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8512
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