食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06200350149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、栽培菌類及びヒラタケ中のメピコートに対する暫定最大残留基準値(t-MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2024年1月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月16日、栽培菌類(cultivated fungi)及びヒラタケ(oyster mushrooms)中のメピコート(mepiquat)に対する暫定最大残留基準値(t-MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2023年11月23日承認、30ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2024.8476)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条に準拠し、BASF社はフィンランドの管理当局に対し、栽培菌類中の有効成分メピコートに対するt-MRLを恒久的なMRL(ヒラタケに関しては特定のMRL)に改正するよう申請書を提出した。
 申請を裏付ける提出データ(食品事業者からのモニタリングデータ)は、恒久的なMRL案を導出するには十分ではない。これらのデータを評価し、欧州連合(EU)のモニタリング計画から利用可能な直近のモニタリングデータにより補足した結果、栽培菌類に関する現行のt-MRLは、ヒラタケ以外の栽培菌類への残留物の吸収を勘案するために依然として十分であるとの結論を支持する。また、直近のモニタリングデータの評価に基づき、現行よりも低いt-MRLを導出することも可能であると指摘された。現行のt-MRLの値を維持するかどうかに関して、依然としてリスク管理の決定が必要である。
 ヒラタケに関して、EFSAは、食品事業者からの直近のモニタリングデータに基づき、リスク管理者が今後t-MRLの値を更新するために様々な選択肢を導出した。0.01 mg/kgのバリデーションがとれた定量限界(LOQ)で検討対象の作物中の残留メピコート(メピコートクロリド(mepiquat chloride)として表す)を管理するために、適切な分析法が利用可能である。リスク評価の結果に基づき、EFSAは、農薬を施用していない栽培菌類が、現行の農業生産工程管理に準拠して規則どおりにメピコートを施用した穀類のわらと交差汚染することから生じる残留物の短期的及び長期的摂取は、消費者の健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論した。
 EFSAによるt-MRL改正案は以下のとおり。
品名           現行MRL mg/kg      MRL改正案 mg/kg
栽培菌類(ヒラタケを除く)   0.09           変更なし
                            リスク管理の検討を要する  
ヒラタケ           0.7           変更なし、又は1又は3
                            リスク管理の検討を要する
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8476
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