食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06200340149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、リン化アルミニウム及びリン化マグネシウムに関して、最大残留基準値(MRL)のレビューを受けた補強データの評価、及び現行のMRL改正に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2024年1月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月9日、リン化アルミニウム(aluminium phosphide)及びリン化マグネシウム(magnesium phosphide)に関して、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条に定める最大残留基準値(MRL)のレビューを受けた補強データの評価、及び現行のMRL改正に関する理由を付した意見書(2023年11月14日承認、60ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2024.8446)を公表した。概要は以下のとおり。 申請者のDetia Freyberg社はドイツの管理当局に対して、規則(EC) No 396/2005第12条に基づくMRLレビューの枠組みにおいてナッツ類、油糧種子、穀類及び動物由来製品に関して利用できないと特定された補強データの評価を求める2件の申請、落花生、大麦等中の有効成分リン化アルミニウム、及び油糧種子(落花生を除く)等中のリン化マグネシウム(magnesium phosphide)に対する現行のMRLの引き上げを求める2件の申請を提出した。EFSAはこれら4件の申請をまとめて今回評価した。 データギャップに対応するために、高い油分の製品中のリン化物を管理するための分析法及び新たな残留試験に関するバリデーションがとれたデータが提出された。油糧種子と穀類に関する認可を裏付ける追加の残留試験、ピスタチオに関する残留試験結果において観察された不整合の分析、及び家畜製品中のホスファン(phosphane)とその酸化物の存在が無視できることを確認するデータに関するデータギャップは対応されたと考えられた。独立した試験所の検証(independent laboratory validasion:ILV)、及び高い油分の製品中のリン化物のモニタリングに関する確認法に関するデータギャップは、十分には対応されていないと考えられた。 提出された情報は、穀類の全グループ(稲とその他を除く)に関する現行の暫定MRLの引き下げ、ピスタチオ、油糧種子の全グループ、稲及び他の穀類等に関する現行の暫定MRLの引き上げ、並びにホスファンとそのリン化物塩(phosphide salts)に対して実施されたリスク評価の改正を裏付けた。リスク評価の結果に基づき、EFSAは、報告された農業生産工程管理に基づくリン化アルミニウム(AlP)及びリン化マグネシウム(Mg3P2)の使用の結果生じる残留物の短期的及び長期的摂取は、消費者の健康に対してリスクを及ぼすことは考えにくいと結論した。さらなるリスク管理の検討を要する。 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。 品名 現行MRL mg/kg MRL改正案 mg/kg ナッツ類 0.09 0.01又は0.09 さらなるリスク管理の決定を要する |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8446 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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