食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06200090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中の無機ヒ素のリスク評価の更新に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年1月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月18日、食品中の無機ヒ素のリスク評価の更新に関する科学的意見書(2023年12月18日採択、191ページ、doi:10.2903/j.efsa.2024.8488)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会はEFSAに対して、無機ヒ素(iAs)のハザード評価の実施と2021年にEFSAから公表されたばく露評価の改定を使用して、2009年のEFSAのリスク評価を更新するよう要請した。疫学研究では、食事及び(又は)飲用水を介した無機ヒ素の慢性摂取は、皮膚、膀胱及び肺がん等のいくつかの有害アウトカム(outcome)のリスク増加に関連することが示されている。EFSAの「「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル(CONTAMパネル)」は、リファレンスポイント(Reference Point(RP))として皮膚がんに関する研究から得られた、5%のBMR(交絡因子の調整後のバックグラウンド反応の相対的増加、BMDL05)に基づく0.06 μg iAs/kg体重/日のBMDLを使用した。
 iAsは、エピジェネティック(epigenetic)(※訳注)な影響がある遺伝毒性を有する発がん物質であり、CONTAMパネルは、リスクの判定にばく露マージン(MOE)法を適用した。成人においてMOEは低く(平均的な消費者では2~0.4、95パーセンタイルのばく露においては0.9~0.2の範囲)、したがって不確実性はあるものの健康懸念を提起する。
(※訳注)エピジェネティックス(epigenetics)は、細胞分裂を経て継承される、DNA塩基配列に依存しない遺伝子機能の変化などを研究する学問領域のことである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8488
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