食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06190420294 |
| タイトル | 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2023/11/2~12/21)を公表(豚インフルエンザウイルス) |
| 資料日付 | 2023年12月21日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 世界保健機関(WHO)は12月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2023/11/2~12/21)を公表した(7ページ)。豚インフルエンザウイルスに関する概要は以下のとおり。 ・感染状況 2023年11月1日の前回のリスク評価以降、インフルエンザA(H1N1)vウイルスによるヒト感染例1例がスイスから報告され、またインフルエンザA(H1N2)vウイルスによるヒト感染例1例が英国から報告された。 インフルエンザA(H1N1)変異型ウイルス(A(H1N1)v)、スイス 2023年12月5日、スイスはWHOに対し、インフルエンザA(H1N1)vウイルス感染によるヒト症例1例が確認された旨を通知した。当該症例は、ヒトと動物との接点におけるインフルエンザ・サーベイランス・プロジェクトの一環で検出された。1人の農場作業者が、2023年11月14日に始まった咳及び鼻漏等の軽度の症状を報告した。11月27日に当該症例から鼻咽頭検体が採取され、12月4日の分析でインフルエンザA(H1N1)変異型ウイルスの感染が確認された。症例は現在回復している。当該症例は農場の豚と直接接触していた。養豚場の豚も検査され、A型豚インフルエンザウイルスへの感染が見つかった。当該サーベイランス・プロジェクトに関する詳細は、スイス連邦食品安全獣医局のWebサイトで確認できる。 2023年12月4日に当該患者の家庭内接触者全員がRT-PCRによる検査を受け、同月6日にA型及びB型インフルエンザ陰性であることが確認された。検査時に1人の家庭内接触者にのみ症状が見られたが、陰性であった。調査中のさらなる接触者はいない。 最初の検査はジュネーブのナショナルインフルエンザセンターで実施され、当該検体は12月6日にWHO協力センターと共有された。塩基配列解析の結果、当該ウイルスはクレード1C.2.2のA(H1N1)v株であることが判明し、現在さらなるウイルス特性解析が進行中である。 インフルエンザA(H1N2)変異型ウイルス(A(H1N2)v)、英国 2023年11月25日、英国健康安全保障庁(UKHSA)はWHOに対し、インフルエンザA(H1N2)vウイルス感染によるヒト症例1例が確認された旨を通知した。当該症例は、所定のインフルエンザ・サーベイランスで検出された。 当該症例は75歳以上の(インフルエンザ疾患を除けば)健康な人で、11月5日に軽度の症状の発症を報告した。当該患者は11月9日に一般医(general practitioner)を受診した。受診時に、国の所定のインフルエンザ・サーベイランス・プログラムの一環で、呼吸器検体が採取され、分析された。11月13日、検体はUKHSAの検査室に送られ、11月23日にRT-PCR法によりインフルエンザA(H1N2)vウイルス陽性と判定された。当該検体はさらに全ゲノムシークエンス解析による特性評価が行われ、同日結果が得られた。11月25日、フォローアップのRT-PCR検査が実施され、インフルエンザ陰性と判定された。当該症例は現在完全に回復している。 フランシス・クリック研究所(Francis Crick Institute)の世界規模インフルエンザセンター(WHO協力センター)及び英国動植物衛生庁(APHA)の国際獣疫事務局(WOAH)鳥インフルエンザ・豚インフルエンザに関するリファレンスラボラトリーで実施されたさらなる検査分析により、当該インフルエンザA(H1N2)vウイルスは、豚インフルエンザウイルス遺伝子クレード1B.1.1に属することが示された。この遺伝子クレードに属する類似のA(H1N2)ウイルスは、過去に英国の豚で検出されている。 しかしながら、当該豚遺伝子クレードに属するウイルスが英国でヒトから検出されたのは今回が初めてである。 現在進行中の調査によると、症例の居住地から数マイル以内に複数の養豚場があるが、当該症例は豚、ペット又は農場への直接的なばく露は報告していない。現在まで、当該症例の接触者、並びに地域の一般医(GP)及び病院での強化サーベイランスにおいても、他の症例は検出されていない。血清学的評価及びさらなる調査が進行中である。 ・リスク評価 (1)豚インフルエンザウイルス感染の更なる散発的なヒト症例が発生するリスクは? 豚インフルエンザウイルスは世界中の多くの地域の豚集団の間で循環している。地理的な位置により、これらのウイルスの遺伝的特性は異なる。ほとんどのヒト症例は感染した動物あるいは汚染された環境との接触を通じて豚インフルエンザウイルスにばく露されている。ヒトの感染はほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。これらのウイルスは豚集団で検出され続けているため、更なるヒト症例の発生が予想されるが、それは引き続き稀である。新たな散発的な症例が検出されたとしても公衆衛生への影響はごく小さい。全体的なリスクは低い(low)。 (2)豚インフルエンザウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性は? 上述の事例に関連するヒトからヒトへの伝播は確認されていない。現在のエビデンスでは、現在循環している豚インフルエンザウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないことが示唆されている。従って、今のところ、ヒトからヒトへの伝播の可能性は低いと見られる。 |
| 地域 | その他 |
| 国・地方 | その他 |
| 情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
| 情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
| URL | https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-21-december-2023 |
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