食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06190170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、Yarrowia lipolytica VRM株を使用した発酵により生産される、大部分がレバウジオシドMであるステビオール配糖体の安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年12月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月20日、Yarrowia lipolytica VRM株を使用した発酵により生産される、大部分がレバウジオシドM(rebaudioside M)であるステビオール配糖体(steviol glycosides)の安全性評価に関する科学的意見書(2023年10月24日採択、24ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2023.8387)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品添加物及び食品用香料に関する科学パネル(FAFパネル)」は、Yarrowia lipolyticaの遺伝子組換え株(名称Y.?lipolytica VRM株)を使用した単糖類の発酵によりステビオール配糖体を生産する新たな工程の安全性に関する科学的意見書を公表した。
 この製造工程は、その他のステビオール配糖体E960a~E960d中に存在する可能性があるものとは異なる不純物を産生する可能性があり、したがって、FAFパネルは、今回の申請において記載されているように製造された食品添加物に関して別の規格が必要であると結論した。産生株由来の生細胞とDNAは最終製品中に存在しなかった。FAFパネルは、0.3 mg/kgの検出限界(LOD)がある手法を使用して当該食品添加物中にカウレン酸(kaurenoic acid)がないことを示したことは、潜在的な遺伝毒性の懸念を排除するために適切であると考えた。
 全てのステビオール配糖体は同じ代謝経路をたどるため、FAFパネルは、今回のステビオール配糖体は同じ物質グループに属すると考えた。したがって、FAFパネルは、レバウジオシドM及び構造的に関連するステビオール配糖体に関する既存データは十分であり、当該食品添加物に関して類似の代謝挙動と毒性が予想されると結論した。
 細菌を用いた復帰突然変異試験及びin vitro小核試験の結果は陰性であり、当該食品添加物由来の遺伝毒性はないことを示した。ステビオール換算で表示する現行の4 mg/kg体重/日の許容一日摂取量(ADI)は今回提案された食品添加物に適用可能であると考えた。
 FAFパネルは、Yarrowia lipolytica VRM株を使用した発酵により生産される、大部分がレバウジオシドMであるステビオール配糖体が、提案された用途と使用レベルで食品添加物として使用されることに安全性上の懸念はないと結論した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8387
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