食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06190150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAspergillus oryzae NZYM-EX株由来食品用酵素ロイシルアミノペプチダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年12月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月21日、非遺伝子組換えAspergillus oryzae NZYM-EX株由来食品用酵素ロイシルアミノペプチダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(12月6日採択、PDF版15ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.8507)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素ロイシルアミノペプチダーゼ(EC 3.4.11.1)は、非遺伝子組換え微生物Aspergillus oryzae NZYM-EX株を用いて、Novozymes A/Sにより生産される。
 当該食品用酵素は、当該産生生物を含有しない。
 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程8工程にて使用されることが意図されている。
 (1)香料製剤製造用の乳製品加工工程
 (2)加工乳タンパク質製造用の乳製品加工工程
 (3)タンパク加水分解物製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程
 (4)醤油製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程
 (5)タンパク加水分解物製造用の肉製品・魚製品加工工程
 (6)焼成製品造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)加工工程
 (7)醸造製品製造用の穀類・その他の穀粒加工工程
 (8)酵母及び酵母製品の加工工程
 欧州集団における当該食品用酵素総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.577 mg TOS/kg体重と推定された。
 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は示唆されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である440 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも763と算出された。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。CEPパネルは、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8507
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