食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06190070535 |
| タイトル | 英国毒性委員会(COT)、食品および飼料に含まれるポリ塩化ナフタレンによるリスクに関する欧州食品安全機関(EFSA)の意見書草案のコンサルテーションに関連する資料(TOX/2023/63)を公表 (1/3) |
| 資料日付 | 2023年12月8日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | (この記事は 1 / 3 ページ目です) 英国毒性委員会(COT)は2023年12月8日、食品および飼料に含まれるポリ塩化ナフタレンによるリスクに関する欧州食品安全機関(EFSA)の意見書草案のコンサルテーションに関連する資料(TOX/2023/63)を公表した。概要は以下のとおり。 はじめに EFSAは、欧州委員会から、食品および飼料に含まれるポリ塩化ナフタレン(PCN)による動物とヒトの健康へのリスクに関する意見書を提出するよう要請された。EFSAの意見書は、理論的に可能性のある75種類の塩化ナフタレンすべてに対応しようとしたものである。ナフタレン、臭化ナフタレン、塩化/臭化ナフタレンは考慮されていない。 EFSAはこのほど、パブリックコンサルテーションのための意見書草案を公開した。コメントの締め切りは、2024年1月14日である。 委員は、EFSA意見書案に対するコメントの提出、そしてEFSAの評価に同意するかどうかの提案も求められている。 背景 PCNは、ナフタレン環の1つ以上の水素原子が塩素原子に置換された分子構造をもつ、塩素化多環芳香族炭化水素の一種である。専門的なPCN混合物(technical PCN mixture)は、過去に絶縁体、潤滑剤、電気ケーブル絶縁材、木材・紙・織物の防腐剤、切削・研削液、可塑剤などに使用されていた。PCNは、1910年頃から1980年頃にかけて、様々な国で製造された。また、PCNは、他の工業化学物質の製造過程で意図しない副生成物として生成することもあり、焼却、森林火災、石炭の燃焼などの燃焼プロセスによっても生成する。PCNは、親油性で生物蓄積性があり、食品や飼料に広く含まれている。PCNは、残留性有機汚染物質(POPs)に関するストックホルム条約でPOPsに指定されている。 PCNはAhレセプター(訳注 芳香族炭化水素受容体)と相互作用することが知られており、その結果、ダイオキシン様の作用を示し、ダイオキシン様化合物の累積毒性に寄与する可能性が懸念されている。 EFSAは、これまでPCNを評価していない。しかし、COTは2009年にPCNを検討した。COTは、数種のPCNがダイオキシン様毒性の明確なエビデンスを示すことを確認した。データの限界のため、COTはダイオキシン様活性の毒性等価係数(TEF)を設定することはできなかった。しかし、COTは、in vitro試験によって特定された相対的効力を用いて、PCNをTCDD(訳注 2,3,7,8-ジベンゾ-パラ-ジオキシン)の相対量に換算した。COTは、PCNはPCDD(訳注 ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン)やPCDF(訳注 ポリ塩化ジベンゾフラン)よりも難分解性の程度が低い可能性があると考えられることから、当該アプローチは極めて保守的であると考えている。PCNへの推定食事ばく露量は、ダイオキシン類とダイオキシン様化合物に対するCOTの耐容一日摂取量(TDI) 2 pg WHO-TEQ/kg体重/日 (訳注 世界保健機関(WHO)-毒性等量(TEQ))の最大49%であった。極めて保守的な仮定が採用され、確実なリスク評価を行うにはデータが不十分であったが、COTは特定の毒性学的懸念はないと結論した。 EFSAの PCN評価書草案(評価された9項目のみ示す) ①トキシコキネティクス、②実験動物における毒性、③急性毒性、④亜急性毒性、⑤亜慢性毒性、⑥慢性毒性と発がん性、⑦生殖・発生毒性、⑧神経毒性、⑨遺伝毒性 疫学データ(略) 食用動物およびペットにおける影響(略) 作用機序(抜粋) PCNはAhレセプターを弱く活性化することが示されており、PCN-70(※訳注1)とPCN-60が最も効力が強い。レポーター遺伝子アッセイによって示されているように、TCDDを基準とした相対的効力の範囲は約1/10,000,000~1/1,000であった。しかし、EFSAは、これらの効力のいくつかは、一部のダイオキシン様PCBよりも大きいと指摘した。 観察された血液学的影響については、亜急性毒性試験で赤血球の溶解が増えることが報告されていることから、赤血球への影響は溶血によるものであると考えられる。血小板数の減少は、観察された平均血小板体積の増大によって示されるように、血小板の代謝回転(turnover)の増大に起因する可能性がある。 (次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06190071535) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国毒性委員会(COT) |
| 情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
| URL | https://cot.food.gov.uk/EFSA%20consultation%20on%20a%20draft%20opinion%20on%20risks%20from%20polychlorinated%20naphthalenes%20in%20food%20and%20feed |
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