食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06181090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州連合域内における遺伝子組換えトウモロコシMON 810の栽培に関する2021年次市販後環境モニタリング報告書の評価について声明を公表
資料日付 2023年12月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月5日、欧州連合域内における遺伝子組換えトウモロコシMON 810の栽培に関する2021年次市販後環境モニタリング報告書の評価について声明を公表した(10月27日採択、PDF版38ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2023.8411)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会の要請を受け、欧州食品安全機関(EFSA)は、Cry1Ab発現トウモロコシMON 810の栽培に関する2021年次市販後環境モニタリング(PMEM)報告書を評価した。
 PMEM報告書記載のエビデンスによれば、MON 810品種を栽培するスペインの農業従事者は緩衝要件(refuge requirement)を部分的に遵守していたが、ポルトガルでは緩衝要件は完全に遵守されていた。
 2021年スペイン北東部にて採集されたヨーロッパ・コーンボーラー及び地中海コーンボーラー(訳注: 共に鱗翅目の穿孔性昆虫)の個体群に対して実施されたCry1Ab感受性試験では、トウモロコシMON810に対する抵抗性が進化している徴候は検出されなかった。しかしながら、ジローナ(スペイン北東部)の圃場試験において、トウモロコシMON 810への予期せぬ被害が観察され、当該地域における抵抗性対立遺伝子の存在を示唆している可能性がある。
 農業従事者アンケート調査や科学文献から取得した情報からは、トウモロコシMON 810の栽培に起因するヒトの健康・動物衛生・環境に対する予期せぬ悪影響は示されていない。
 総括して、EFSAは2021年次PMEM報告書に記載されたエビデンスにより、トウモロコシMON 810の安全性に関するEFSAの既存の評価が無効となることはないと結論する。
 ジローナにおいて、トウモロコシMON 810植物に被害を与える出現頻度にて、Cry1Ab抵抗性対立遺伝子が存在する可能性があることから、以下の対応が必要となる。
 (1) 当該地域におけるモニタリング活動を強化する
 (2) 耐性の進化及び拡大への疑念を制限する是正措置を講じる
 例年同様、EFSAは抵抗性モニタリングに関し、修正が必要となる欠点を特定している。中でも、スペインにおいては緩衝要件遵守を完全に達成しなければならない。さらに、モニタリング計画の感度を向上させなければならないが、これは現行の感受性試験を定期的なF2スクリーニングに置き換えることで達成可能である。
 EFSAはまた、スペインのトウモロコシMON 810栽培地域にてテオシンテが農業上の有害雑草として出現していることを考慮し、農業従事者アンケート調査の改定を同意保持者に勧告する。
 (訳注) トウモロコシ・イベントMON 810に導入された遺伝子群(導入遺伝子、発現タンパク質、付与される機能の順に記載)。
1. Bacillus thuringiensis subsp. kurstaki由来cry1Ab、Cry1Abデルタ-エンドトキシン、中腸内膜を選択的に損傷することにより、鱗翅目昆虫抵抗性を付与
2. Ochrobactrum anthropi strain LBAA由来goxv247、グリホサート酸化酵素、グリホサートをアミノメチルホスホン酸(AMPA)及びグリオキシル酸に分解することにより、グリホサート系除草剤耐性を付与(選択マーカー/レポーター)
3. Agrobacterium tumefaciens strain CP4由来cp4 epsps (aroA:CP4)、除草剤耐性型5-エノールピルフルシキメート-3-リン酸シンターゼ(EPSPS)、グリホサート結合親和性の低下による、グリホサート系除草剤に対する耐性の向上(選択マーカー/レポーター)
4. Escherichia coli Tn5 transposon由来nptII、ネオマイシンホスホトランスフェラーゼII、抗生物質・ネオマイシン及びカナマイシン耐性(選択マーカー/レポーター)
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8411

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