食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06181020149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、新食品としての乳児用調製乳及びフォローオン調製乳向けSchizochytrium limacinum(TKD-1株)由来の油の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年12月1日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月1日、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としての、乳児用調製乳及びフォローオン調製乳向けSchizochytrium limacinum(TKD-1株)由来の油の安全性に関する科学的意見書を公表した(10月26日採択、PDF版15ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2023.8414)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養・新食品・食物アレルゲンに関するパネル(NDAパネル)は、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としての、乳児用調製乳及びフォローオン調製乳向けSchizochytrium limacinum(TKD-1株)由来の油の安全性に関し、科学的意見を表明するよう求められた。
 Schizochytrium属種は単細胞微細藻類である。申請者(ATK Biotech Co. Ltd.)が使用したTKD-1株は、Schizochytrium limacinumに属する。当該新食品は、ドコサヘキサエン酸(DHA)が総脂肪酸の53% - 61%を占めるトリグリセリド混合物である。
 申請者は、当該新食品を乳児用調製乳及びフォローオン調製乳に使用することを提案している。申請者提案の用量は規則(EU) 2016/127から導出されており、当該規則では、20 - 50 mg/100 kcalのDHAを乳児用調製乳及びフォローオン調製乳に添加することを義務付けている。
 S. limacinumは、「生産目的限定」を条件として安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))ステータスを付与されている。
 提出されたエビデンスから、当該新食品には生細胞が含有されないことが実証された。
 当該新食品に関して毒性学的試験は実施されていないが、Schizochytrium属種由来油に関する入手可能な毒性学的データ、供給源のQPSステータス、生産プロセス、成分組成、海洋生性物毒素及び生細胞が含有されないことを考慮し、NDAパネルは当該新食品には毒性に関する懸念はないと判断する。
 NDAパネルは、当該新食品は提案された使用条件下において安全であると結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8414
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