食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06180820545
タイトル 英国健康安全保障庁(UKHSA)、インフルエンザA(H1N2)vのヒト症例を確認したことを公表
資料日付 2023年11月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康安全保障庁(UKHSA)は11月27日、同庁がインフルエンザA(H1N2)vのヒト症例1例を確認したことを公表した。概要は以下のとおり。
 UKHSAはインフルエンザA(H1N2)vのヒト症例を1例確認した。当該インフルエンザA(H1N2)vは、現在英国の豚で循環しているインフルエンザウイルスと類似している。英国でヒトからこのインフルエンザウイルス株が検出されたのは今回が初めてである。
 新興の感染症事例の通常の初期対応と同様、UKHSAはパートナー機関と緊密に協力して病原体の特徴を究明し、ヒトの健康に対するリスクを評価している。
 この症例は、UKHSAと英国家庭医学会(Royal College of General Practitioners: RCGP)が実施している所定の全国インフルエンザサーベイランスの一環で確認された。この患者は、呼吸器症状を呈した後、一般開業医(GP)により検査を受けた。インフルエンザA(H1N2)vウイルスは、UKHSAによりポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査で検出され、ゲノムシークエンス解析を使用して特徴づけられた。
 当該患者は軽症で、その後完治した。感染源はまだ特定されておらず、調査中である。
 UKHSAとパートナー組織は、この症例の濃厚接触者を追跡調査中である。いずれの接触者も必要に応じて検査を実施し、症状がある場合、あるいは陽性反応が出た場合には、さらに必要なケアを助言する。
 UKHSAは状況を注意深く監視しており、ノース・ヨークシャーの一部のGPや病院が関わる既存のプログラム内でのサーベイランスを強化する措置を講じている。症例の発見と伝播の評価を支援するため、連絡を受け検査を求められた人は、検査を実施するよう勧めている。
・インフルエンザウイルスに関する背景
 インフルエンザA(H1)ウイルスは、世界のほとんどの地域の豚の個体群で地域的に定着している。通常豚に循環するインフルエンザウイルスがヒトから検出された場合、そのウイルスは「変異型インフルエンザウイルス」と呼ばれる。
 H1N1、H1N2及びH3N2は、豚のA型インフルエンザウイルスの主要な亜型であり、通常、豚や汚染された環境への直接又は間接的なばく露後に、ヒトに感染することがある。
 2005年以降、世界で報告されたインフルエンザA(H1N2)vのヒト症例は合計50例あったが、いずれもこのウイルス株とは遺伝学的に関連していない。インフルエンザA(H1N2)vは、英国ではこれまでヒトで検出されたことはなかった。豚インフルエンザウイルスによるヒトへの感染は散発的に起こる。
 初期の情報によれば、英国で検出された当該感染では、(そのウイルスは)世界の他の地域で最近発生したインフルエンザA(H1N2)のヒト症例のものとは異なるクレード(1b.1.1)であるが、英国の豚のウイルスと類似している。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康安全保障庁(UKHSA)
情報源(報道) 英国健康安全保障庁(UKHSA)
URL https://www.gov.uk/government/news/ukhsa-detects-human-case-of-influenza-ah1n2v
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