食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06180490149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、殺細菌剤として植物保護に使用される基本物質としての Allium fistulosum(ネギ種)の承認申請に関する全体的な結論をテクニカルレポートとして公表 |
| 資料日付 | 2023年11月17日 |
| 分類１ | --未選択-- |
| 分類２ | --未選択-- |
| 概要（記事） | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月17日、殺細菌剤として植物保護に使用される基本物質としての Allium fistulosum(ネギ種)の承認申請に関する全体的な結論をテクニカルレポート(2023年10月30日承認、119ページ、doi: 10.2903/sp.efsa.2023.EN-8433)として公表した。概要は以下のとおり。 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009第23条第3項に準拠し、欧州委員会は基本物質としてのネギ種のエキス(Allium fistulosum extract)の承認申請を受理した。規則(EC) No 1107/2009は、基本物質を、植物保護製剤として広く使用されるものではないが植物保護に有効であり、承認申請における経済的利益が限定される有効成分と規定している。規則(EC) No 1107/2009第23条は基本物質の承認申請の検討に関する具体的な条項を定めている。 本レポートは、植物保護の目的に使用する基本物質としてのネギ種のエキス(Allium fistulosumと命名)の承認申請に関してEFSAが実施した的を絞った協議の結果の要約であり、主な所見を付した当該申請に関するEFSAの全体的な結論を含む、個々の意見に関するEFSAの科学的見解を提示する。 Allium fistulosum(Welsh onion, Japanese bunching onion)は、ユリ科の植物に属する多年生のタマネギである。Allium fistulosumは食品として上市されており、したがって欧州議会及び理事会規則(EC) 178/2002、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005及び欧州委員会規則(EU) 2023/915の規定に準拠する。使用される製剤は、農薬施用者により以下の形態で調製される。 (a)市販のAllium fistulosumの乾燥した細片を水と混合した後にろ過し、ろ過した液体を噴霧施用する散布用濃縮物 (b)未加工のAllium fistulosumを細かく刻んだ後に土壌に混ぜるAllium fistulosumの茎部分の製剤 2つの製剤は、圃場と常設のハウスにおいてトマトの播種前に土壌に施用し、青枯病菌に対する植物保護における使用を目的とする。 施用された作物に微生物や化合物の汚染が存在しないよう、調製済みの散布用濃縮品は適切に保管し、調製後24時間以内に使用する必要がある。 ヒトの健康及び動物の衛生に対する影響に関しては、利用可能な情報に基づき、及びAllium fistulosumは食品として上市されていることを考慮し、(農薬施用者に)個人用保護具の使用が勧告されるいくつかの成分の刺激特性を除き、使用目的の文脈において特定される懸念はない。 食品及び飼料中の残留物質の評価に関し、EFSAの残留農薬摂取量算出モデル(PRIMo)第3版に現在記録されている食品摂取データに従い、食品として消費者が摂取する葉タマネギ(spring onion)/Welsh onionの食事摂取量は、トマトにおける農業生産工程管理(GAP)案に準拠したAllium fistulosumの使用に由来する潜在的な残留物を介した推定ばく露よりも大きいと推定される。使用目的の文脈において消費者に関する懸念は特定されない。 Allium fistulosumに関する環境中の運命及び挙動に関する具体的なデータもばく露評価も利用できない。Allium fistulosumは植物原料であることを考慮し、環境中の難分解性物質ではないと推定される。全ての使用目的に関する地表水及び地下水のAllium fistulosum及びその生物活性分子に対するばく露は、農作物の生産後に圃場に残される可能性のある物質よりも低く、ニンニクエキスの代表的な用途由来の同質の生物活性分子に対するばく露よりも低いと考えられる。 生態毒性の領域において、陸生の脊椎動物に関するリスク評価は利用可能であり、全ての使用目的に関するリスクは低いと結論可能である。噴霧施用する圃場での使用目的及びハウス内の使用目的では、水生生物に関するリスクが低いと結論できないが、茎部分の製剤の圃場使用目的に関するリスクは低いと結論可能である。全ての使用目的で、残りの非対象生物に関するリスクは低いと結論可能である。 https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-8433 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源（公的機関） | 欧州食品安全機関（EFSA） |
| 情報源（報道） | 欧州食品安全機関（EFSA） |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-8433 |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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