食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06180340149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えTrichoderma citrinovirides 278株由来食品用酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年11月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月29日、非遺伝子組換えTrichoderma citrinovirides 278株由来食品用酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(10月24日採択、PDF版13ページ、DOI:10.2903/j.efsa.2023.8399)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼ(4-β-D-キシランキシラノヒドロラーゼ; EC 3.2.1.8)は、非遺伝子組換えTrichoderma citrinoviride 278株を用いて、Kerry Ingredients & Flavours Ltd.により生産される。
 当該食品用酵素は、当該産生生物を含有しないと判断された。
 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程8工程にて使用されることが意図されている。
 ・ 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)加工工程
 ・ 焼成製品以外の穀類由来製品製造用の穀類・その他の穀粒加工工程
 ・ 醸造製品製造用の穀類・その他の穀粒加工工程
 ・ デンプン及びグルテン画分製造用の穀類・その他の穀粒加工工程
 ・ 蒸留アルコール製造用の穀類・その他の穀粒加工工程
 ・ ジュース製造用の果物・野菜の加工工程
 ・ ワイン及びワインビネガー製造用の果物・野菜の加工工程
 ・ 酵母及び酵母製品の加工工程
 総有機固形物(TOS)残留物は、2工程(訳注:デンプン及びグルテン画分製造及び蒸留アルコール製造用の穀類・その他の穀粒加工工程)により除去されるため、食事性ばく露は、残りの6工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大4.808 mg TOS/kg体重と推定された。
 EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、遺伝毒性及び全身毒性について結論を出すことができなかった。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。CEPパネルは、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが(蒸留アルコール製造工程は除く)、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 許容される完全な毒性学的データがなく、CEPパネルは当該食品用酵素の安全性評価を完了することができなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8399
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