食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06180320149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-CX株由来食品用酵素サブチリシンの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年11月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月23日、非遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-CX株由来食品用酵素サブチリシンの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(10月26日採択、PDF版13ページ、DOI:10.2903/j.efsa.2023.8406)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素サブチリシンは、非遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-CX株を用いて、Novozymes A/Sにより生産される。
 当該産生株は、安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を満たしている。
 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程8工程にて使用されることが意図されている。
 ・ 醸造製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)加工工程
 ・ 加工乳タンパク質製造用の乳製品加工工程
 ・ 香料調製物製造用の乳製品加工工程
 ・ 植物由来乳代替品及び乳製品製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程
 ・ 植物及び真菌由来タンパク加水分解物製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程
 ・藻類由来食用油製造用の植物由来製品・真菌類由来製品の加工工程
 ・ タンパク加水分解物製造用の肉・魚製品加工工程
 ・ 酵母・酵母製品の加工工程
 総有機固形物(TOS)残留物は、藻類由来食用油製造工程において除去されるため、食事性ばく露は、その他7工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大2.393 mg TOS/kg体重と推定された。
 当該産生株はQPSアプローチの要件を満たしており、当該食品用酵素製造工程からは問題となる懸念も提起されないため、EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、毒性学的試験は必要ないと判断した。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、総計20件の一致が検出された。17件は呼吸器系アレルゲンとして注釈が付されたプロテアーゼとの一致であり(訳注: 詳細掲載なし)、2件は食物アレルゲンとして分類される以下のプロテアーゼであり、1件は接触アレルゲンとして既知である以下のプロテアーゼである。
 ・ Cucumis melo(マスクメロン)由来サブチリシン様プロテアーゼ・Cuc m 1
 ・ Punica granatum(ザクロ)由来キチナーゼIII・Pung g 14
 ・ Trichophyton rubrum(紅色白癬菌)由来のTri r 2及びアルカリプロテアーゼ
 CEPパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されず、中でも、マスクメロン及びザクロに感作された摂取者に対するリスクは排除されないと判断するが、当該リスクは上記食品の摂取に由来するリスクを超過することはないと判断する。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8406
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。