食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06180230149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、燻製香料一次製品Scansmoke SEF7525(SF-004)の認可更新に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年11月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月16日、燻製香料一次製品Scansmoke SEF7525(SF-004)の認可更新に関する科学的意見書(2023年9月28日採択、50ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.8366)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル(FAFパネル)」は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 2065/2003第12条第1項(※訳注1)の規定に準拠し更新申請が提出された、燻製香料一次製品Scansmoke SEF7525(SF-004)の安全性を評価するよう要請された。
 本意見書は当該一次製品の化学的な特性評価、食事性ばく露及び遺伝毒性に関する提出データの評価である。Scansmoke SEF7525は、アカガシワ、ホワイトオーク、ヨーロッパブナ、及びヒッコリーの木の混合物から生産されるタールから得られる。成分データに基づき、FAFパネルは、特定及び定量された溶媒を含まない画分の割合は32.6重量%であるため、適用された方法は、溶媒を含まない画分の最低50%を特定及び定量しなければならないという法的品質基準を満たしていないと指摘した。
 提案された最大使用レベルにおいて、FAIM(※訳注2)で計算された食事性ばく露推定値は、平均値で0.6~3.8 mg/kg体重/日、95パーセンタイルで1.1~10.1 mg/kg体重/日の範囲であった。特定された44成分の遺伝毒性に関する利用可能な情報に基づき、FAFパネルは、当該一次製品中の2つの成分、スチレン(styrene)及びベンゾフラン(benzofuran)は遺伝毒性の潜在的懸念を提起すると結論した。遺伝毒性の潜在的懸念は混合物の未同定部分に関しても特定された。
 スチレン及びベンゾフランに関する推定ばく露は、DNA反応性の変異原性物質及び(又は)発がん性物質に関する毒性学的懸念の閾値(TTC)である0.0025 μg/kg体重/日を上回ることを考慮し、FAFパネルは、当該一次製品の遺伝毒性に関する安全性懸念の可能性を排除できないと結論した。
(※訳注1)食品中に使用する又は使用を意図する燻製香料に関する欧州議会及び理事会規則(EC) No 2065/2003は以下のURLから参照可能。
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32003R2065&qid=1700387819632
(※訳注2)FAIM(Food Additives Intake Model)の詳細に関しては以下のURLから参照可能。
https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/applications/FAIM-instructions.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8366
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