食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06160510160 |
| タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、家庭及び業務用のキッチンにおける行動調査「Kitchen Life 2」の報告書を公表 |
| 資料日付 | 2023年10月26日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 英国食品基準庁(FSA)は10月26日、家庭及び業務用のキッチンにおける行動調査「Kitchen Life 2」の報告書を公表した。概要は以下のとおり。 Kitchen Life 2(KL2)は、モーションセンサーカメラを使用して、70 世帯及び31の食品事業者(FBO)のキッチンにおける食品安全に関わる行動を調査した。また、調査、インタビュー、及び冷蔵・冷凍庫の温度計を使用したデータ収集も行った。KL2の調査は2021年2月に委託され、2023年6月に完了した。KL2の目的は、家庭及び業務用のキッチンにおける食品安全に関わる主要な行動を特定し、これらの行動に影響を与える要因を理解することであった。 KL2の調査はFSAから委託され、リーズ大学ビジネススクールの支援を受けてBasis Social(訳注：英国の調査会社)によって実施された。このユニークで革新的な研究プロジェクトは、「Analysis in Government Awards 2022」において「革新的な手法(Innovative Methods)」賞を受賞した。 ・調査報告書 本調査結果は7つの個別の報告書にわたって詳しく説明されており、各報告書はFSAが関心を抱いている行動に焦点を当てている。 各報告書では、行動を詳細に調査・分析し、行動に影響を与える要因を特定している。 7つの報告書は以下となる。 1. 食肉、魚、家きん肉を触った後に石鹸で手を洗っていない https://www.food.gov.uk/research/behaviour-and-perception/not-washing-hands-with-soap-after-touching-meat-fish-and-poultry 2. 食肉、魚、家きん肉を切った後のまな板を再使用している https://www.food.gov.uk/research/behaviour-and-perception/reusing-a-chopping-board-after-preparing-meat-fish-and-poultry 3. 1枚のふきんを多目的に再使用している https://www.food.gov.uk/research/behaviour-and-perception/reusing-a-tea-towel-or-cloth-for-multiple-purposes 4. 冷蔵食品を不適切な温度で保存している https://www.food.gov.uk/research/behaviour-and-perception/storing-chilled-foods-at-incorrect-temperatures 5. 全体に火が通るまで残り物を再加熱していない https://www.food.gov.uk/research/behaviour-and-perception/not-reheating-leftovers-until-steaming-hot-throughout 6. 消費期限を確認しておらず、消費期限が過ぎた食品を摂取している https://www.food.gov.uk/research/behaviour-and-perception/not-checking-use-by-dates-and-consuming-foods-past-the-use-by-dates 7. 食品廃棄物の発生 https://www.food.gov.uk/research/behaviour-and-perception/the-creation-of-food-waste ・主な洞察(項目のみ抜粋) 1. 行動は必ずしも意識や考えによるものではなく、習慣やルーティーンによるものであることが多い 2. 世帯によって、適正規範に関する知識のギャップがあった 3. 思い込み(beliefs)は、特定の行動を強く動機づけるものであった 4. 特に時間的制約が厳しい、あるいは多くの努力が必要とされる際には、簡単さ・便利さが顕著に影響した 5. 設備の設計及び利用可能なキッチンスペース等の物理的環境が行動に影響を与えた 6. FBOでは、キッチンでの行動・思考様式(kitchen culture)は特に重要なものであった ・結論 KL2の結果により、家庭及び業務用キッチンで行われた、食品衛生リスクを高める複数の行動が特定された。これらの行動や行動に影響を与える要因について得られた洞察は、FSAの政策決定、ガイダンス及びリスク評価プロセスに資することになる。KL2はまた、今後の行動介入研究の焦点となり得る複数の行動の概略も示している。 ・技術的詳細(略) ・KL2文献レビュー(略) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源（公的機関） | 英国食品基準庁（FSA） |
| 情報源（報道） | 英国食品基準庁(FSA) |
| URL | https://www.food.gov.uk/research/behaviour-and-perception/kitchen-life-2 |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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