食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06160460493
タイトル 台湾衛生福利部食品薬物管理署、クワズイモによる食中毒について公表
資料日付 2023年11月1日
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分類2 -
概要(記事)  台湾衛生福利部食品薬物管理署は11月1日、クワズイモによる食中毒について公表した。概要は以下のとおり。
 台湾衛生福利部食品薬物管理署はこのほど、リゾートホテルでチャーハンを喫食した後、唇や喉の痛み、嚥下困難などを発症したとの報告を受けた。衛生当局が調査した結果、チャーハンの下に敷かれた葉はクワズイモの葉と鑑定された。本件はクワズイモの有害成分に汚染された食品による中毒で、所轄衛生局は本件に対し関連処置を行うとしている。
 クワズイモ(原語:姑婆芋)は、山芋、観音蓮、天河などとも呼ばれ、台湾でよく見られる低地性植物である。植物全体の樹液と塊茎には毒性があり、摂取数分後には喉の痛み、口腔麻痺、灼熱痛、潰瘍、失声症、嚥下困難、唇の腫れ、胸部圧迫感、胃の灼熱痛などの症状を引き起こす可能性がある。その樹液が皮膚に触れるとかゆみや炎症を引き起こす可能性がある。
 クワズイモとタロイモはどちらもサトイモ科に属し、見た目がよく似ており、一般の人には識別が難しいため、誤食による中毒事件がよく発生する。一般的な識別方法は、タロイモの葉は絨毛に覆われている。葉の表面に水が落ちると小さな水滴ができる。葉身は楯状で葉脈が目立たない。葉の表面につながる葉柄は深紫色で、地下茎には紫色の斑点がある。クワズイモの表面は滑らかで、葉は広楕円形で、基部はハート状の矢形をしており、水滴にはならない。葉の表面につながる葉柄は緑色で、地下茎は細長で、黄色がかっている。
 食品薬物管理署は、以下の通り訴える。一部の有毒植物は経験豊富な専門家でも識別は難しい。異なる種類の有毒植物により引き起こされる中毒症状は異なり、軽ければ胃腸不調、重ければ中枢神経系を傷つけ、さらには生命を危険にさらす。よって、市民は出所不明の野生植物を採取したり、喫食してはならず、飲食業者は食材の安全性を確認し、出所に関連する文書を保存しなければならない。有毒植物を料理に加えたり、食品の敷物や盛り付け装飾として使用してはならない。食用可否の不明な植物を摂取したことにより体調不良症状が現れた場合、できるだけ早く医師の診察を受けるとともに、正確な診断と治療を容易にするために食品残品を保存しておく必要がある。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾衛生福利部食品薬物管理署
情報源(報道) 台湾衛生福利部食品薬物管理署
URL https://www.fda.gov.tw/Tc/newsContent.aspx?cid=4&id=t622217
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