食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06160420470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第42週号(10月15日~22日)において、欧州の複数国におけるクリプトスポリジウム症の増加に関する情報を紹介
資料日付 2023年10月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は10月20日、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第42週号(10月15日~22日)において、欧州の複数国におけるクリプトスポリジウム症の増加に関する情報を紹介した。概要は以下のとおり。
・概要
 2023年10月、アイルランドの保健サーベイランスセンター(HPSC)は、スペインの一部地域(特にカタルーニャ州サロウ(Salou))から帰国したアイルランド人旅行者の間で、先月からクリプトスポリジウム症の症例数の増加が報告されているとのプレスリリースを発表した。HPSCはクリプトスポリジウム症例の増加が報告されている地域へ旅行する際は、特段の衛生予防対策をとるよう人々に助言している。アイルランドの保健当局を引用するメディア情報によると、同国では今年に入り656例のクリプトスポリジウム症例が記録されており、2023年8月下旬以降に顕著な増加がみられる。これにはカタルーニャ州サロウへの旅行歴に関連する51例(37例は確定症例)が含まれる。
 クリプトスポリジウム症の症例の増加は英国でも報告されている。また、2023年9月にはルクセンブルグ及びオランダにおいてクリプトスポリジウム症の検査報告の異常な増加が認められた。オランダでは、2023年9月の報告を行った一部の検査室により検出された症例数は129例に上っている。同国の2016年から2019年の9月の平均症例数は72例(範囲:58~97例)である。
・ECDCの評価
 アイルランド、ルクセンブルグ、オランダ及び英国において、8月下旬以降、特に9月中にクリプトスポリジウム症の症例数増加が認められている。これは、旅行及び(特に今年の夏に欧州南部が影響を受けた)異常気象(熱波、豪雨及び洪水)に関連する要因が組み合わさって影響した可能性がある。
(中略)
 感染源や旅行に関連付けられる症例がさらに報告される可能性を理解するために、国境を越えた更なる調査が必要である。
 クリプトスポリジウム症は多くの国で過少報告となっており、このことは欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)内のリスクの正確な評価を制限していることに留意することが重要である。
・行動
 ECDCはEpiPulseにおいて被害を受けている国と共に同事例について監視を続けている。
 当該報告書(11ページ)は以下のURLから入手可能。
https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/Communicable_Disease_Threats_Report_Week_42_2023.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/communicable-disease-threats-report-15-22-october-2023-week-42
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