食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06150730464
タイトル オーストリア保健・食品安全局(AGES)は、重点活動「飲食店におけるグルテンフリー製品中のグルテン」に関する最終報告書を公表
資料日付 2023年10月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストリア保健・食品安全局(AGES)は10月17日、重点活動「飲食店におけるグルテンフリー製品中のグルテン」に関する最終報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 重点活動の目的は、飲食店、ベーカリー及びベーカリー販売店、菓子店、喫茶店で、「開封商品(offene Ware)」として提供・販売されている製品の「グルテンフリー」表示を検査することであった。オーストリア全土から収集された99検体が検査され、19検体に疑義が呈された。
 ・全19検体にグルテンが含まれており、うち6検体はグルテン含有量が多いため、健康に有害であった。
(背景情報)
 セリアック病の患者は、長期のグルテン不耐性を患っている。彼らは、小麦、デュラム小麦、スペルト小麦、ホラーサーン小麦、ライ麦等のグルテンを含む穀物の摂取を避けなければならない。したがって、食品にグルテンが含まれていない、又は含まれている量が低いという情報はこれらの集団に役立つ。食品に「グルテンフリー」との表示がある場合、グルテンの最大含有量は20 mg/kgである。
(使用された法的根拠)
 ・食品中のグルテンの非存在又は低グルテンに関する消費者への情報提供の要件に関する施行規則(EU) No. 828/2014
 ・消費者への食品情報の提供に関する規則(EU) No. 1169/2011
 ・食品安全及び消費者保護法(LMSVG)BGBL No. 13/2006 改正
(結果)
 疑義が呈された検体の割合は19.2%であった。
 以下のカテゴリーが提出され、審査・評価された。
 ・パン、クッキー、ビスケット:24検体
 ・ペストリー、菓子類:31検体
 ・シリアル製品:1検体(コーンフレーク)
 ・料理(ピザ、トースト、ハンバーガー、デザート):43検体
 6検体(うちパン3検体、ペストリー製品2検体、ハンバーガー1検体)が「安全ではなく、健康に有害」と判定された。グルテンの分析値は、1,241 mg/kg~10,600 mg/kgの範囲であった。一日当たりのグルテン濃度の閾値50 mgを上回るとセリアック疾患を持つ最終消費者の健康に深刻なリスクが生じる。
 13検体(パン6検体、ペストリー製品5検体、デザート2検体)がグルテンフリー食品及び低グルテン食品に関する規則に適合していなかった。グルテンの分析値は41 mg/kg~541 mg/kgの範囲であった。測定の不確実性を差し引いても、この値は20 mg/kgの「グルテンフリー」の定義値を明らかに上回っている。
地域 欧州
国・地方 オーストリア
情報源(公的機関) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
情報源(報道) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
URL https://www.ages.at/mensch/schwerpunkte/schwerpunktaktionen/detail/gluten-in-glutenfreien-produkten-in-der-gastronomie
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