食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06150490294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2023/8/31~10/3)を公表(鳥インフルエンザA(H5)ウイルス)
資料日付 2023年10月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は10月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2023/8/31~10/3)を公表した(6ページ)。鳥インフルエンザA(H5)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
・感染状況
 2023年8月30日のリスク評価以降、9月14日に中国からインフルエンザA(H5N6)ウイルス感染によるヒト症例1例が報告された。患者は重慶の68歳の男性で、2023年8月5日に発症し、8月10日に重症の肺炎で入院、8月20日に他界した。患者は裏庭家きん(backyard poultry)へのばく露歴があった。患者の住居周辺から採取された環境検体は鳥インフルエンザA(H5)ウイルスに陽性と判定された。報告時点で、患者の家族に発症した者はいなかった。
 国際獣疫事務局(WOAH)への報告によると、アフリカ、アジア、欧州及びアメリカ大陸の野鳥及び飼育鳥類において、様々なインフルエンザA(H5)亜型のウイルスが継続的に検出されている。またヒト以外の哺乳類の感染も報告されている。
・リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H5)ウイルス感染による更なる散発的なヒト症例が発生するリスクは?
 現在までのヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は生きた家きん市場等の汚染された環境との接触を通じてA(H5)ウイルスにばく露された散発的な感染であった。当該ウイルスは動物及び関連する環境中で検出され続けており、ばく露された人々の間で更なるヒト症例の発生が予想されるが、それは稀である。更なる散発的な症例が検出されたとしても、公衆衛生への影響はごく小さい。全体的なリスクは低い(low)。
(2)鳥インフルエンザA(H5)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性は?
 上述の事例に関連したヒトからヒトへの伝播は確認されていない。医療従事者を含むA(H5)ウイルス感染の小規模なクラスターが以前に報告されているが、持続的なヒトからヒトへの伝播のエビデンスはない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、現在循環するインフルエンザA(H5)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないことが示唆されている。従って、今のところ、ヒトからヒトへの伝播の可能性は低いと見られる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment--3-october-2023
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。