食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06150450464
タイトル オーストリア保健・食品安全局(AGES)、オーストリア国内外における感染症及びその発生事例の現状報告を公表
資料日付 2023年10月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストリア保健・食品安全局(AGES)は10月5日、オーストリア国内外における感染症及びその発生事例の現状報告を公表した。同国内のサルモネラ属菌に関する記載の概要は以下のとおり。
 現在オーストリア及びその他の欧州連合(EU)諸国では、Salmonella Enteritidisに汚染されたポーランド産のチキン・ケバブ串に関連していると思われる食品媒介感染症が発生している。チロル州を除く連邦州全体で合計29人が感染している。
 2023年2月以降、オーストリアでは14人がサルモネラ属菌の特定株(S. Enteritidis ST11 CT9791)に感染している。ブルゲンラント州、ニーダーエスターライヒ州、オーバーエスターライヒ州、シュタイアーマルク州及びウィーンの10歳から64歳の人々が罹患している。当該菌株の感染は他の欧州諸国でも報告されている。オーストリアで最後に感染が確認されたのは2023年5月であった。
 別の感染事例でも同様にサルモネラ属菌(S. Enteritidis ST11 CT13755)が関連しており、オーストリアでは4月以降、ケルンテン州、ニーダーエスターライヒ州、オーバーエスターライヒ州及びウィーンで1歳から63歳までの9人が罹患し、63歳のケルンテン州住民が死亡した。オーストリアで最後に感染が確認されたのは今年の8月であった。
 この感染事例の解明の過程で、別のサルモネラ属菌株(S. Enteritidis ST11 CT2114)が、オーストリアで発生した別の6人の感染、及び他の複数の欧州諸国で発生した感染例の原因であることが明らかになった。ブルゲンラント州、ケルンテン州、ニーダーエスターライヒ州、オーバーエスターライヒ州、ザルツブルク州、フォアアールベルク州の7歳から75歳までの人々が感染している。最後に感染が確認されたのは7月初旬であった。
 感染源は高い確率でケバブ串の製造に使用されたポーランド産の鶏肉である。オーストリアにおける調査結果は、欧州の早期警戒システムであるRASFFを通じて欧州委員会及び関連する欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)加盟国に継続的に通知されている。オーストリア発信の情報は、関連諸国、特にポーランドで更なる調査と必要な対策に利用されている。
地域 欧州
国・地方 オーストリア
情報源(公的機関) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
情報源(報道) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
URL https://www.ages.at/mensch/krankheit/ages-radar-fuer-infektionskrankheiten
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