食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06140770314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、狩猟肉をより安全にすることを目指す欧州ネットワークに関する情報を公表
資料日付 2023年10月5日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は10月4日、狩猟肉をより安全にすることを目指す欧州ネットワークに関する情報を公表した。概要は以下のとおり。
 シカ、ノロジカ、イノシシ、キジなどの野生動物に由来するの狩猟肉は、エコロジカル・フットプリント(※訳注)が最も小さい食品の一つである。これらの動物は野生で育ち、口や嘴に入るものは何でも摂取するため、環境から望ましくない物質も取り込む可能性がある。また、野生動物は人獣共通感染症の病原体を媒介する可能性もある。BfRの主導の下で今後4年間組織される欧州ネットワーク「狩猟肉チェーンにおける安全性」を通して、消費者における狩猟肉の健康リスクに関する情報交換が行われる。
BfR所長のAndreas Hensel博士は、「私たちは、この貴重な動物性食品を欧州、及び世界中で可能な限り安全なものにしたい。そのためには、物質的リスクと微生物学的リスクを可能な限り低減することが重要である」と語っている。このネットワークには、29カ国が参加し、今後さらに拡大する見込みである。この中には、欧州連合(EU)加盟国のみならず、西バルカン諸国、トルコ、英国、米国、ニュージーランド、オーストラリアなど第三国も含まれている。
 4年間にわたり、5つの作業部会が狩猟作業と加工、取引チェーンと流通経路並びに物質的・生物学的ハザードの可能性などのテーマに取り組む。そのために、研究活動は国レベルで集約され、評価される。科学、産業、政府機関並びに消費者の利益団体は、常に新しい知見に関する情報を得る。
 このネットワークの中心的な側面は、研究で得た知見を狩猟から食卓までの生産チェーン全体にわたる措置に反映させるために、ステークホルダーと直接交流することである。リスクの物質的側面では、環境からの望ましくない物質(環境汚染物質)に加え、動物を撃つ際に弾薬から出る鉛などの重金属による損害を避ける、あるいは減らすことに主眼が置かれている。生物学的リスクは、動物が餌を通じて摂取する旋毛虫(Trichnen)などの寄生虫から、サルモネラ属菌やベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)などの細菌性人獣共通感染症、イノシシのE型肝炎などのウイルス性人獣共通感染症まで多岐にわたる。
 また、狩猟肉の加工や取引の過程で発生し、最終製品を汚染する可能性のある、物質及び微生物由来のリスクも評価される。その目的は、ネットワークを通じて他の場所で得られた科学的知見を共有し、長期的には食品安全基準を国際的に統一することである。
 このネットワークは、様々な狩猟や訓練の慣行、狩猟肉生産における食肉検査や衛生に関する各国の一般的な基準や法的規制についての知見も得ることも目的としている。狩猟肉の国境を越えた取引における安全基準を改善し、調和させる。狩猟肉のリスクと安全な取り扱いに関する消費者への啓蒙も「狩猟肉チェーンにおける安全性」ネットワークのプログラムの一部である。最終的には、これが狩猟肉と狩猟肉製品に対する信頼を高めることになる。
「狩猟肉チェーンにおける安全性」は、欧州科学技術協力(COST)プログラムの枠内で助成されるプロジェクト」である。
(※訳注)
エコロジカル・フットプリント:人間の活動が自然環境に与える負荷をわかりやすく表すバロメーター
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/de/presseinformation/2023/17/fleisch_von_frei_lebendem_wild_soll_sicherer_werden-312753.html

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