食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06140420294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2023/7/15~8/30)を公表(鳥インフルエンザA(H5)ウイルス)
資料日付 2023年9月21日
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分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は9月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2023/7/15~8/30)を公表した(6ページ)。鳥インフルエンザA(H5)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
・感染状況
 2023年7月14日のリスク評価以降、8月23日に中国からインフルエンザA(H5N6)ウイルス感染によるヒト症例1例が報告された。患者は重慶の27歳の農家の女性で、2023年7月16日に発症し、7月21日に重症の肺炎で入院した。患者は四川省の家きん飼育環境へのばく露歴があった。患者の住居周辺から採取された環境検体は鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルスに陽性と判定された。報告時点で、患者の家族に発症した者はいなかった。
 国際獣疫事務局(WOAH)への報告によると、アフリカ、アジア、欧州及びアメリカ大陸の野鳥及び飼育鳥類において、様々なインフルエンザA(H5)亜型のウイルスが継続的に検出されている。またヒト以外の哺乳類の感染も報告されている。国際連合食糧農業機関(FAO)、WHO及びWOAHは、動物において継続する鳥インフルエンザ感染の公衆衛生上のリスクの状況分析を発表した。当該状況分析(2023年7月12日付)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.who.int/news/item/12-07-2023-ongoing-avian-influenza-outbreaks-in-animals-pose-risk-to-humans
・リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H5)ウイルス感染による更なる散発的なヒト症例が発生するリスクは?
 現在までのヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は生きた家きん市場等の汚染された環境との接触を通じてA(H5)ウイルスにばく露された散発的な感染であった。当該ウイルスは動物及び関連する環境中で検出され続けており、ばく露された人々の間で更なるヒト症例の発生が予想されるが、それは稀である。更なる散発的な症例が検出されたとしても、公衆衛生への影響はごく小さい。全体的なリスクは低い(low)。
(2)鳥インフルエンザA(H5)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性は?
 医療従事者を含むA(H5)ウイルス感染の小規模なクラスターが以前に報告されているが、今のところ、疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、インフルエンザA(H5)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないと示唆されている。上述の事例ではヒトからヒトへの伝播は報告されていない。従って、現在のところヒトからヒトへの伝播の可能性は低いと見られる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment--30-august-2023
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