食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06140340316
タイトル ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)、「賞味期限に注意を払うことが命を救う:食品に含まれるリステリア菌が高齢者の健康を害する可能性がある」と題する記事を公表
資料日付 2023年9月29日
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概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は9月29日、「賞味期限に注意を払うことが命を救う:食品に含まれるリステリア菌が高齢者の健康を害する可能性がある」と題する記事を公表した。概要は以下のとおり。
 高齢者の健康的な食生活には、食品の選択のほかに、食品の購入、保存、調理時の健康リスクへの正しい対処も含まれる。高齢者、妊婦、免疫不全者にとっては、豚ひき肉やスプラウトのような生の食品の摂取により、リステリア菌に感染するリスクが常にある。スモークサーモンやテーヴルスト(訳注:生ソーセージの一種)など加工度の低い食料品の場合、高齢者は消費期限や賞味期限に特に注意する必要がある。BVLは、10月1日の「高齢者食生活デー」に際して、この点を指摘している。
 2022年、欧州の食品・飼料早期警戒システム(RASFF)において、ドイツの食品中のリステリア菌への警戒情報が32件発表された。食肉及び肉製品、乳及び乳製品並びに魚及び魚製品が特に頻繁に該当した。これは、BVLの統計による。BVLは、消費者の健康保護のために警告、情報提供、情報交換に関する様々なネットワークの国内窓口である。
 この病原菌の厄介な点は、リステリア菌は冷蔵庫の温度や真空包装の状態でも食品上で増殖する可能性があることである。製品がより温かい場所で保存されればされるほど、当該病原菌の増殖速度は上がる。このため、カットソーセージ、ソフトチーズ、生ソーセージ等のデリケートな食品は、自宅へ持ち帰る際も冷やしておき、常に冷蔵庫に入れておくことが重要である。消費期限や賞味期限を過ぎた食品は、リステリア菌に感染する可能性があるため、高齢者は摂取を控えるべきである。
 健康な人は通常、リステリア菌の感染に気づかないが、高齢者や免疫不全者は、敗血症や髄膜炎などの重篤な症状を引き起こす可能性がある。妊婦の場合、症状が全くない、或いはインフルエンザに似た症状があることが多いが、感染が胎児に移行し、早産や流産に繋がることがある。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
URL https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2023/2023_09_PM_Seniorenernaehrung.html
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