食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06130690160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、アレルゲン分析試験法のレビュー報告書を公表
資料日付 2023年9月4日
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分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は9月4日、アレルゲン分析試験法のレビュー報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 食品情報規則(FIR)では14種類の優先的アレルゲンについて、正確で理解しやすいアレルゲン情報を消費者に提供する必要があるとしている。食物アレルギーは英国(UK)人口の1?2%に影響を及ぼし、一部のアレルゲンはアナフィラキシーによる入院の原因となっている。
 食品事業者には安全な食品を提供する法的責任があり、これは原材料として存在するアレルゲンを申告し、且つ交差接触によって意図しないアレルゲンが存在する可能性があることを消費者に警告することを意味する。食品中のアレルゲンを検査し、インシデントに対応し、消費者保護に向けたリスク管理を行うシステムを導入する必要がある。
 本レビューは、最先端のアレルゲン試験法及び残されている課題についてFSAに情報を提供する目的で作成された。このプロジェクトでは、維持された欧州連合(EU)規則で定められている14種類の食物アレルゲンの検査能力の現状を公正にレビューするにあたり、試験法に関する批評的な文献レビュー、アレルゲン技能試験(allergen proficiency testing)データの評価、食品業界のステークホルダーとの協議、マルチプレックス法及び試験法のハーモナイゼーションに関する業界専門家との協議を組み合わせた。
 将来の方向性を示すために、市販の検査キットの性能及び適用性に関する透明性のある公表データの不足等の検査能力におけるギャップに焦点が当てられた。食品生産を支援する迅速かつ正確な現場検査の開発の必要性と共に、キットの交差反応性にも焦点が当てられた。アレルゲン技能試験データのレビューにより、同一のアレルゲンを検査する際の、様々な検査キットの検査能力におけるギャップ及びアウトプットのばらつきが明らかになった。
 このレビューでは、アレルゲンのリスク管理を促進する適切で調和された試験プロトコルを目指し、限界及びエビデンス・ギャップを低減するために、現在の試験法を批評的に比較している。優先的アレルゲンに対しては推奨される試験プロトコルの概要を示す適切なワークフローを示し、準拠する検査及びインシデント管理に向けたリソースを提供する。既存の施設による検査費用詳細に加え、アレルゲン・ワークフローを支援する新たな検査施設の設立費用の見積についても言及している。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://www.food.gov.uk/research/review-of-allergen-analytical-testing-methodologies-executive-summary-and-introduction
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