食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06130240149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、様々な作物中のメフェントリフルコナゾールに対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2023年9月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月15日、様々な作物中のメフェントリフルコナゾール(mefentrifluconazole)に対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2023年8月18日承認、139ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.8237)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条に準拠し、BASF Agro社はオーストリアの管理当局に対し、様々な作物、豚の肝臓及び豚の他の製品中の有効成分メフェントリフルコナゾールに対する現行のMRLを改正するよう申請書を提出した。
 申請を裏付ける提出データは、MRL案を導出するために十分であった。0.01 mg/kgのバリデーションがとれた定量限界(LOQ)で、検討対象の植物生産物及び動物マトリックス中の残留メフェントリフルコナゾールを管理するために適切な分析法が利用可能である。トリアゾール誘導体代謝物(TDM)の補強データのピアレビューの期間に特定されたTDMの貯蔵中の安定性及び飼養試験に関するデータギャップに関連する新たなデータが、今回のMRLの申請の裏付けとして提出された。
 リスク評価の結果に基づき、EFSAは、報告された農業生産工程管理に従ったメフェントリフルコナゾールの用途から生じる残留物の短期的及び長期的摂取が、消費者の健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論した。EFSAは、残留物がMRL案のレベルで存在する場合、ホウレンソウ由来の残留メフェントリフルコナゾールへの急性ばく露に関連して安全性マージンが小さいことを強調した。EFSAはまた、メフェントリフルコナゾールの用途だけに基づきTDMに対する指標としてのリスク評価を実施した。TDMに対する推定ばく露は、毒性学的参照値を超過しなかった。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。
品名      現行MRL mg/kg       MRL改正案 mg/kg
かんきつ類     0.01               0.5
ピスタチオ     0.01               0.05
イチゴ        0.01               0.8
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8237
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