食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06120920470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第34週号(8月20日~26日)において、フィンランドの毛皮農場の鳥インフルエンザ感染及びスペインで発生したボツリヌス症に関する最新の情報を紹介
資料日付 2023年8月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は8月25日、ECDC感染症脅威報告(CDTR)第34週号(8月20日~26日)において、フィンランドの毛皮農場の鳥インフルエンザ感染及びスペインで発生したボツリヌス症に関する最新の情報を紹介した。概要は以下のとおり。
1. 毛皮農場における鳥インフルエンザ(フィンランド、2023年)
・2023年8月21日、フィンランド食品局(Finnish Food Authority)は、新たにKauhava(ポフヤンマー地域)の1か所の毛皮農場のホッキョクギツネ(blue fox)で鳥インフルエンザA(H5N1)が検出されたことを報告した。
・2023年7月13日以降、8月21日時点で、同国ポフヤンマー地域の25か所の毛皮農場のキツネ、タヌキ、ミンクから鳥インフルエンザA(H5N1)が検出されている。同局は、予備的な塩基配列解析の結果に基づき、毛皮動物から採取されたウイルスの系統は同国のカモメ類で循環しているウイルスの系統と一致することを報告した。
・毛皮農場に鳥インフルエンザが侵入することは予想外ではない。過去にも類似した事例が観察されている。キツネや他の感染哺乳類とヒト間での伝播は今のところ観察されていない。感染した哺乳類及びばく露された人を特定することが重要である。フィンランド保健福祉研究所(THL)によれば、ばく露された人々を10日から14日間監視し、症状が見られた場合には検査を行う必要がある。
・ECDCは、現在の一般住民の感染リスクは低い(low)、職業上又はその他の理由で鳥インフルエンザに感染した動物にばく露される人々のリスクは低い~中程度(low-to-moderate)であると評価している。
2. スペインで発生したボツリヌス症(2023年)
・2023年8月13日、ノルウェーの保健当局は、7月10日から23日の間にバルセロナ(スペイン)に訪れ、包装済みポテトオムレツを喫食したボツリヌス症例2例について通知した。
・2023年8月23日時点で、様々なスペイン自治州の複数のブランドやスーパーマーケットに由来する包装済みポテトオムレツの喫食を報告した人における11例のボツリヌス症例(確定例6例、推定例5例)が報告されている。
・確定症例3例からB型神経毒素が特定されている。
・疑いのある製品はアンドラ、フランス及びポルトガルにも流通していた。
・現在の情報に基づけば、欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)市民の罹患リスクは低い(low)と考えられるが、当該事例に関連付けられる症例はまだ発生する可能性がある。
 当該報告書(15ページ)は以下のURLから入手可能。
https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/communicable-disease-threats-report-week-34-2023.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/communicable-disease-threats-report-20-26-august-2023-week-34
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