食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06120680160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、イングランド及びウェールズにおける雌の廃羊及び食肉用子羊のと体中の微生物学的汚染調査の実施を公表
資料日付 2023年7月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は7月28日、イングランド及びウェールズにおける雌の廃羊及び食肉用子羊のと体中の微生物学的汚染調査の実施について公表した。概要は以下のとおり。
 当該調査は英国動植物衛生庁(APHA)の指揮のもと、現在進行しているものであり、調査完了予定日は2024年3月31日である。
・「背景」
 イングランド及びウェールズにおいて羊を対象とした食肉処理場調査が最後に実施されてから、約20年が経過している。と殺後の食肉用子羊(prime lamb)及び雌の廃羊(cull ewe)のと体に存在する病原性微生物は小売製品に残留し、疾病を引き起こす可能性がある。子羊及び羊のと体表面を汚染している病原性微生物及び常在微生物の汚染率及び汚染レベルに関する最新のデータを必要とするこの調査は、FSAのいくつかの作業分野に資することとなる。これには、我々の微生物学的リスク評価に関連する不確実性を低減させることが含まれ、これにより非典型的な条件下での羊肉及び内臓肉の供給の促進に向けた変更をサポートすることができる。また、この調査により、羊のと体から検出される衛生指標生物(腸内細菌科細菌及び大腸菌など)に関するデータが得られることで、将来の政策活動にも資するであろう。
・「目的及びアプローチ」
 本調査は任意のものであり、イングランド及びウェールズで羊及び子羊をと殺するすべての食肉処理場に対して参加が呼びかけられている。FSAのオペレーションチームによって食肉処理場内での検体採取が行われ、12か月間でと体からのスワブ検体1,380点の採取が目標とされている。APHA Weybridge(訳注:APHAの獣医学調査研究所)により、検体中のサルモネラ属菌、カンピロバクター属菌、大腸菌、腸内細菌科細菌の検出及び定量が行われる。
 本調査のFSA担当パートの主な目的は、最近のリスク評価で特定されたエビデンスギャップを埋めるのに役立つ科学的データを収集することであり、調査では以下のことが意図される。
1. 食肉用子羊のと体の指標生物(大腸菌及び腸内細菌科細菌)の汚染率及び汚染レベルのベースラインを作成し、海外市場の同等性評価に資する。
2. データを収集し、FSAが食肉処理場に対する公的な微生物学的検体採取要件を、例えば処理能力に基づいて変更した場合の消費者のリスクをより適切に評価できるようにする。
3. 雌の廃羊及び食肉用子羊のと体及び盲腸で検出されるサルモネラ属菌及びカンピロバクター属菌の汚染率及び汚染レベルに関する情報を収集する。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://www.food.gov.uk/research/foodborne-pathogens/survey-of-the-microbiological-contamination-of-cull-ewes-and-prime-lamb-at-slaughter-in-england-and-wales
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