食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06120540316
タイトル ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)、樹木果実への散布におけるリスク軽減策として95%ドリフト低減クラスを許可することを公表
資料日付 2023年8月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は8月23日、樹木果実への植物保護製剤の散布におけるリスク軽減策として95%ドリフト低減クラス(※訳注1)を許可することを公表した。概要は以下のとおり。
 ・水生生物及び非標的節足動物の保護のための新たな散布規制
 植物保護製剤の承認手続きにおいて、BVLは樹木果実への散布を伴う用途のリスク軽減措置として、95%ドリフト低減クラス(ユリウス・キューン研究所(Julius Kuhn-Institute)の「ドリフト低減装置」リストに記載)を初めて認めた。既存のリスク軽減措置の拡大は、現在、他の方法では承認されないような用途にのみ適用される。
 対応する散布規則では、95%ドリフト低減クラスは、隣接する周縁構造物(垣根、圃場周縁など)や水域への潜在的な影響を軽減するために使用できる。これらの新しい散布規定は、コードNT1095-2及びNW607-3(※訳注2)として、2023年7月28日に承認された植物保護製剤Carnadine 200(登録番号 00B072-00(訳注 ネオニコチノイド系農薬の一種)に対して策定された。これにより、リンゴのコドリンガ(Apfelwickler)に対する使用が承認される。
 現在、より広範なドリフト低減を実施するための新たな散布規定は、旧制度の散布規定(他の散布に対して発行されたもの)と併存している。
 すべての樹木果実への散布に関して、95%ドリフト低減クラスの基本的な実施が計画されており、非対象地域へのドリフトによる損失を軽減するための散布規定、特にNT散布規定の包括的な改訂の一部として検討される。
(※訳注1) 「95%ドリフト低減クラス」に関する具体的な規格は、Julius Kuhn-Instituteが定める「植物保護装置の試験に関するガイドライン:ドリフト低減機器リストの「ドリフト低減」セクションへの植物保護装置の登録手順」に記載されている。本文書は以下のURLより参照可能。
https://www.julius-kuehn.de/media/Institute/AT/PDF_RichtlinienListenPruefberichte/Rili_PSgeraete/Rili_PSgeraete_en/2-2_1_Procedure_for_Registration_of_DRT.pdf)
(※訳注2) NT1095-2(NT: Nicht-Zielorganismen(非標的生物))及びNW607-3(NW:Naturhaushalt Wasserorganismen(水性生物の生態系))に関する情報は下記のURLから入手可能。
https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Fachmeldungen/04_pflanzenschutzmittel/2023/2023_08_23_Fa_95_Prozent_Abdrift_Baumobst.html
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
URL https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Fachmeldungen/04_pflanzenschutzmittel/2023/2023_08_23_Fa_95_Prozent_Abdrift_Baumobst.html
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