食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06120420149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、小麦及びライ麦中のジフェノコナゾールに対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2023年8月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月14日、小麦及びライ麦中のジフェノコナゾール(difenoconazole)に対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2023年7月26日承認、42ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.8207)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条に従い、小麦及びライ麦の穀粒中の有効成分ジフェノコナゾールに対する現行のMRLを改正するよう申請書が提出された。 申請を裏付ける提出データは、小麦及びライ麦の穀粒に関するMRL案を導出するために十分であった。 0.01 mg/kgのバリデーションがとれた定量限界(LOQ)で、植物マトリックス中の残留ジフェノコナゾールを管理するために適切な分析法が利用可能である。提出データは、現行の規制対象物質(enforcement residue definition)に関し、動物製品中の欧州連合(EU)のMRLを改正する必要はないことを示した。EFSAは、小麦及びライ麦の穀粒の摂取から生じる残留ジフェノコナゾールへの食事性ばく露は低いと結論したが、意図する用途が動物製品中の残留物及び消費者ばく露に及ぼす影響は適切に対応できないと指摘した。全体として今回のリスク評価は、全体的な慢性ばく露に関し安全マージンが非常に小さいことを確認するものであり、植物と動物中のジフェノコナゾールの4種類の立体異性体の優先代謝/分解の可能性、及びジフェノコナゾールの毒性に対する異性化の影響に関する補強データの提出までは暫定的であると考えられる。 本評価は、動物の代謝物CGA205375の毒性学的プロファイルに関連する不確実性にも影響され、さらに、トリアゾール誘導体代謝物(TDM)を考慮していない。 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり。 品名 現行MRL mg/kg MRL改正案 mg/kg ライ麦 0.1 0.3 さらなるリスク管理者の検討を要する。 小麦 0.1 0.3 同上 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8207 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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