食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06120410149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条に基づく最大残留基準値(MRL)レビューを受けたフェンブコナゾールに関する補強データの評価を理由を付した意見書として公表。
資料日付 2023年8月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月11日、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条に基づく最大残留基準値(MRL)レビューを受けたフェンブコナゾール(fenbuconazole)に関する補強データの評価を理由を付した意見書(2023年7月26日承認、44ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.8205)として公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条に基づく最大残留基準値(MRL)のレビューの枠組みにおいて、フェンブコナゾールに関し入手できないと特定された補強データを評価するよう求める申請書が提出された。第12条の補強データギャップに対応するためにグレープフルーツ、オレンジ、レモン、リンゴ、ナシ、モモ、サクランボ及びブルーベリー中のトリアゾール誘導体代謝物(TDM)を分析する新たな残留試験が提出された。
 提出されたデータの評価を受け、EFSAは、第12条の補強データギャップは、グレープフルーツ、オレンジ、レモン、ライム、仁果類、モモ、サクランボ及びブルーベリーに関し対応されていると考えられると結論した。家畜の飼料負荷量計算は、個々のTDMに関し、リンゴポマス(pomace)(訳注:リンゴジュース製造時の絞りかす)及びかんきつ類の乾燥パルプの摂取により0.004 mg/kg体重/日のトリガー値(trigger value(訳注 対策の要否を判定するための基準値))を超過することはないことを示した。新たな情報では、補強情報として要請されたTDMへの消費者ばく露の評価が提出され、検討対象の作物に関する消費者摂取懸念はないことを特定した。ナッツ類、アンズ、スモモ、プラム、生食用ブドウ、ワイン用ブドウ、クランベリー、バナナ、ピーマン、食用/非食用の皮のついたウリ科植物、落花生、ヒマワリの種子及びナタネ/アブラナの種子、大麦、ライ麦、及び小麦に関して、第12条の補強データギャップに対応するデータは提出されなかった。これらの作物に関しては、現行の欧州連合(EU)のMRLを規制のために定量限界(LOQ)まで引き下げることが可能である。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。
品名         現行MRL mg/kg  MRL改正案 mg/kg
グレープフルーツ   0.7         リスク管理者の検討を要する
オレンジ         0.9             同上
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8205
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