食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06120210160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、スラッシュアイス飲料に含まれるグリセロールへの子供のばく露に関する新たな業界向けガイダンスを発表 |
資料日付 | 2023年8月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は8月10日、スラッシュアイス飲料に含まれるグリセロールへの子供のばく露に関する新たな業界向けガイダンスを発表した。概要は以下のとおり。 FSAは、スラッシュアイス飲料(※訳注:いわゆるフローズンドリンク)に含まれるグリセロールに関する新たな任意の業界向けガイダンスを発表し、4歳以下の子供には販売すべきではないと勧告する。 また、製造業者には、幼い子供の過剰な量のグリセロールばく露を防ぐために、10歳以下には詰め替え無料プロモーションを提供しないように小売業者に伝えることを勧告する。 このガイダンスの更新は、グリセロールへのばく露によって、このような年齢以下の子供が頭痛及び病気に苦しむ可能性があることが判明したFSAのリスク評価を受けたものである。 FSAはまた、2021年及び2022年にスコットランドにおいて、グリセロール中毒により子供が入院した2件の事例を把握している。 非常に高濃度でのばく露(通常、これらの製品を子供が短時間に何杯も飲んだ場合)によって、グリセロール中毒がショック、低血糖、意識喪失を引き起こす可能性がある。 FSAの添加物部門長であるAdam Hardgraveは次のように述べている。「グリセロール中毒の症状は大抵軽度であるが、特に高濃度摂取におけるその危険性を保護者が認識することが重要である。保護者が吐き気や頭痛を他の要因に起因するものと考えている可能性があるため、グリセロール中毒の報告が少ないと考えられる。我々は、グリセロールの濃度を低下させる措置をすでに講じている製造業者や、我々の新しいガイドラインを採用するとすでに我々に伝えてくれた製造業者に感謝している。」 スラッシュアイス飲料は、スラッシュ効果を生み出すために砂糖の代用としてグリセロールを含有していることがある。FSAの新ガイドラインは、この効果を得るために技術的に必要な最小量のグリセロールのみを添加するよう事業者に求めている。 グリセロールは他の食品にもみられるが、スラッシュアイス飲料に比べると添加量ははるかに少ない。 FSAのリスク評価では、使用される最高濃度のグリセロール(50,000 mg/L)を含む350 mLのスラッシュ飲料を子供が摂取した場合の最悪のばく露シナリオを検討し、有害影響が起こり得る閾値と比較した。4歳以下の子供は、おそらくこの閾値を超えることになるであろう。 4歳を超える子供であれば、スラッシュ飲料を1杯飲んでも有害影響は受けにくいと考えられる。グリセロールの影響は体重に関係するためである。FSAのリスク評価及び推奨は、様々な年齢の子供の平均体重を考慮した。 今後、業界で使用されるグリセロールの最大濃度が低下する場合は、今回の新たな業界ガイドラインが再度評価される可能性がある。 FSAは、当該ガイドラインがどの程度広く採用されるかを監視し、今後さらなる措置を講じる可能性がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/not-suitable-for-under-4s-new-industry-guidance-issued-on-glycerol-in-slush-ice-drinks |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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