食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06120100111
タイトル カナダ食品検査庁(CFIA)、「特定食品中の多環芳香族炭化水素」を対象とした食品化学調査の最終報告書を公表
資料日付 2023年8月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ食品検査庁(CFIA)は8月15日、「特定食品中の多環芳香族炭化水素」を対象とした食品化学調査の最終報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 ・調査対象検体の収集期間:2019年4月1日~2020年3月31日
 多環芳香族炭化水素(PAHs)は、石炭、石油、ガス、木材、炭火焼肉などの物質の不完全燃焼の生成物である。一般的な大気汚染物質であり、農作物を汚染することも多い。PAHsは、加熱中の食品中においても生成することがある。
 本調査では、国際がん研究機関(IARC)により「ヒトに対して発がん作用がある」(訳注 グループ1)と分類されているベンゾ[a]ピレン(benzo[a]pyrene)、及びIARCにより[ヒトに対して発がん作用がある可能性がある」(訳注 グループ2B)と分類されているベンズ[a]アントラセン(benz[a]anthracene)、ベンゾ[b]フルオランテン(benzo[b]fluoranthene)、クリセン(chrysene)の最も毒性の高い4種類のPAHsを分析する。
 本対象調査は、カナダ市場における国産品及び輸入品に含まれるPAHsの状況についてベースライン調査データを作成した。CFIAは、乳児用粉ミルク34品目、ナッツ/ナッツバター114品目、オリーブオイル148品目を含む296品目をサンプリングし、分析した。PAHsは、検査した検体の61%から検出され、総PAH濃度は0.001 ppb(訳注 ppbは10億分の1)から3.25 ppb-TEQ(毒性等量)の範囲であった。オリーブオイルのPAH濃度と検出率が最も高かった。本調査のデータを前回の対象調査と比較すると、カナダの小売製品中のPAHsレベルは、以前に報告されたものと同程度であることが示された。
 本報告書は、次のURLにて入手可能
https://inspection.canada.ca/DAM/DAM-food-aliments/STAGING/text-texte/polycyclic_aromatic_hydrocarbons_in_selected_foods_april_1_2019_to_march_31_2020_1692036466739_eng.pdf
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ食品検査庁(CFIA)
情報源(報道) カナダ食品検査庁(CFIA)
URL https://inspection.canada.ca/food-safety-for-industry/food-chemistry-and-microbiology/food-safety-testing-reports-and-journal-articles/polycyclic-aromatic-hydrocarbons-in-selected-foods/eng/1692288948772/1692289043606
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