食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06120070294
タイトル 世界保健機関(WHO)、「鉛中毒」と題するファクトシートを更新
資料日付 2023年8月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は8月11日、「鉛中毒」と題するファクトシートを更新した。概要・構成は以下のとおり。
1. 主な科学的知見の概要
・鉛へのばく露は多数の体内組織に影響を及ぼす可能性があり、特に若年小児や妊娠可能年齢の女性に有害である。
・体内の鉛は、脳、肝臓、腎臓、及び骨に運ばれる。歯及び骨に貯蔵され、徐々に蓄積し得る。ヒトへのばく露は、通常血中鉛濃度を測定して評価される。
・骨の鉛は妊娠期に血液中に移行し、発達中の胎児へのばく露源になる。
・有害影響がないことが分かっている鉛ばく露レベルはない。
・鉛へのばく露は、予防可能である。
2. 概要
3. ばく露源・経路
4. 小児における健康影響
5. 疾病負荷
6. WHOの対応(今回追加された主な情報を抜粋)
 WHOは鉛ばく露の臨床管理に関するガイドラインを作成し、血中鉛濃度が5 μg/dL以上である個人については、鉛のばく露源を特定し、ばく露を低減・終わらせるために適切な措置を講じるよう勧告している。
 他の鉛管理措置とともに、有鉛ガソリンの段階的な廃止が大部分の国において成功したことにより、多数の国で集団レベルの血中鉛濃度が大幅に低下し、顕著な公衆衛生上の便益が確認された。2021年7月の時点で、自動車や大型トラックの有鉛燃料は世界のどこでも販売されていない。しかし、鉛含有塗料を段階的に廃止するには、更に多くのことを行う必要がある。2023年3月の時点で、鉛含有塗料に法的拘束力のある管理措置を導入している国は48%だけである。
 WHOは現在、鉛ばく露の防止に関するガイドラインを準備しており、政策立案者、公衆衛生当局、及び医療専門家に、小児及び成人の健康を鉛ばく露から保護するために講じることができる対策に関して、エビデンスに基づいたガイダンスを提供する予定である。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/lead-poisoning-and-health
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