食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06111140398
タイトル フランス農業・食料主権省、パン製造業関連産業の取組みによりパンの塩分含有量を20%以上削減した旨を発表
資料日付 2023年7月24日
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概要(記事)  フランス農業・食料主権省は7月24日、パン製造業関連産業の取組みによりパンの塩分含有量を20%以上削減した旨を発表した。概要は以下のとおり。
 2022年3月の国際農業見本市の際、パンに含まれる塩分量の低減を目的とする自主的な団体協定が、食品担当省・保健担当省とパン製造業関連産業の全ての関係者との間で結ばれた。当該関連産業全体の尽力により、一般的なパンに含まれる塩分量を、2015年に測定された塩分量に比べて20%以上削減することができた。この好結果を今後は、全ての種類のパンに拡大する必要がある。
 パン製造業関連産業の関係者は、2025年までにパンの全カテゴリーで塩分の最大許容量を段階的に削減するという針路をとった。2022年7月の中間目標として、一般的なパン及び伝統的なパン(バゲット等)について塩分許容量1.5 g /100 gを超えてはならないとしていた。
 フランス食品監察局(Observatoire de l’alimentation: Oqali)が実施した、一般的なパン及び伝統的なパンに関する評価報告書は、地域や流通経路に関わらず、分析対象のパンの82.5%がこの約束を遵守していたことを明らかにしたところである。分析対象のパンに含まれる平均塩分量は1.34 g/100 gであり、これは2015年に測定された1.7 g/100 gに比べて、20%以上の削減に相当する。
 協定調印者は、パンに含まれる最大塩分量を、一般的なパンについては1.4 g/100 g、全粒パンや穀物のパンについては1.3 g/100 g、食パンについては1.2 g/100 gとする団体協定の次の中間目標を2023年10月までに達成するために、組合員の意識を高めることを約束する。
 パン製造業関連産業によるこの自主的で野心的な取り組みは、国民食生活プログラム(Programme national de l'alimentation(PNA 3))及び国民健康栄養プログラム(Programme national nutrition sante (PNNS 4))に基づく、国民食生活栄養プログラムによって定められた政府の栄養政策の最重要課題の一つである、全ての人に供給される食品の改善に寄与するものである。
 2025年までに塩分摂取量を30%減らすことは、フランスが世界保健機関(WHO)に対して設定した目標である。WHOによると、成人の一日の塩分摂取量が5 g未満であると血圧を下げ、心血管疾患や脳卒中、心筋梗塞のリスク低減に寄与するという。
 当該プレスリリースは以下のURLから閲覧可能。
https://agriculture.gouv.fr/telecharger/138128
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス農業・食料省
情報源(報道) フランス農業・食料主権省
URL https://agriculture.gouv.fr/reduction-de-plus-de-20-des-teneurs-en-sel-dans-le-pain-grace-un-engagement-collectif-de-la-filiere
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