食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06110850149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、新食品としてのリンゴ果実由来細胞培養物バイオマスの安全性に関する科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2023年7月24日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月24日、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としてのリンゴ果実由来細胞培養物バイオマス(cell culture biomass)の安全性に関する科学的意見書を公表した(5月24日採択、PDF版12ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.8065)。概要は以下のとおり。 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養・新食品・食物アレルゲンに関するパネル(NDAパネル)は、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としてのリンゴ果実由来細胞培養物バイオマスの安全性に関し、科学的意見を表明するよう求められた。 当該新食品は、スイス原産の食用リンゴ栽培品種・Uttwiler Spatlauber(Malusdomestica Borkh.)に由来する、培養され均質化された細胞のバイオマスである。当該細胞は、無菌条件下にて固体培地上に置かれたリンゴ果実片上において増殖させたカルスから供給され、脱分化したリンゴ細胞は、液体培地にて培養される。培地には、スクロース、ビタミン、ミネラル、及び、2種の合成植物ホルモン類似体である、ベンジルアミノプリン(BAP、< 0.1 mg/kg)及び2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D、< 0.25 mg/kg)が含有される。これらの植物ホルモンは欧州連合(EU)の農薬法に基づき規制されているが、当該新食品中の残留量はEUの最大残留値に準拠している。収穫された細胞培養物バイオマスは、洗浄・均質化・滅菌された後、イソマルト担体上に噴霧造粒され、流動層乾燥機を用いて乾燥される。当該製品は、2021年製造の6バッチに基づくと、当該新食品(バイオマス)・1.1 - 1.5%、及び、イソマルト(CAS No 64519-82-0)・98.5 - 98.9%を含有する白色の水溶性混合物である。イソマルトの供給源はテンサイ(Beta vulgaris)である。NDAパネルは、製造プロセスは十分に説明されていると判断している。栽培及びそれに続く工程に関する情報は、安全性上の懸念を提起しない。 当該新食品は、主として、炭水化物(糖類・難消化性炭水化物を含む)、灰分、タンパク質、及び、少量の脂肪酸と有機酸から構成される。EFSAは、リンゴ細胞培養物バイオマスとリンゴ果実の成分組成に認められる顕著な差異、中でも、ナトリウム、タンパク質、繊維の含有量に関する差異に留意する。総脂肪量及び有機酸(コハク酸・L-リンゴ酸)含有量を除き、当該新食品とリンゴにおいて比較された成分組成パラメーターの定量値には、ほぼ共通点が認められない。 当該新食品は、最大1日摂取量を0.15 mgとし、成人向け食品サプリメントのみに使用することが意図されている。 ラットにおける亜慢性毒性試験が実施されたが、報告書には当該新食品の成分組成分析及び複数のエンドポイントが欠落している。これらが制限となり、NDAパネルは当該試験をさらには検討しなかった。しかしながら、NDAパネルは、当該新食品の供給源であるリンゴ、生産工程、意図されている用量が低い点、及び、リンゴとの顕著な相違はあるものの、当該新食品の成分組成を考慮すると、当該新食品の安全性を確立するために亜慢性毒性試験は必要なかったと判断している。 NDAパネルは、当該新食品には、リンゴでは検出されない、かつ、アレルギーを誘発する可能性のあるタンパク質が含有されると判断している。 NDAパネルは、当該新食品・リンゴ果実細胞培養物バイオマスは、提案された使用条件下にて、安全であると結論する。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8065 |
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