食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06110440104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、鶏肉に関連したSalmonella Infantisの持続性株(persistent strain)(REPJFX01株)についての情報を公表
資料日付 2023年7月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は7月21日、鶏肉に関連したSalmonella Infantisの持続性株(persistent strain)(REPJFX01株)についての情報を公表した。概要は以下のとおり。
 REPJFX01株は、細菌S. Infantisの持続性の多剤耐性株であり、米国及び世界的にも疾病及び集団感染を引き起こしている。
 当該株によって引き起こされた疾病は、2012年に初めてPulseNetに報告された。2022年12月31日の時点で、REPJFX01株の感染患者2,900人からの情報がPulseNetに報告されている。患者の年齢中央値は54歳(四分位範囲、27~70歳)、62%が女性であった。当該株は、症例の65%の便から、また症例の27%の尿から分離された。当該菌株によって引き起こされる疾病は一年中発生するが、最も多いのは7月及び8月である。過去にREPJFX01株は、米国内では汚染された鶏肉によって、また外国旅行中のばく露によって人々に広がった。
 2018年から2020年の間に食中毒アクティブサーベイランスネットワーク(FoodNet)に記録のある251人の患者のサブセットのうち、その10%が発症前の7日間に外国旅行をしていた。大部分はドミニカ共和国(45%)、ペルー(25%)、又はエクアドル(10%)への旅行であった。同患者サブセットのうち、29%が入院し、7%が集中治療室に収容され、死亡者は1%未満であった。サルモネラ症の第一選択治療又は代替手段として推奨される抗生物質を投与された85人の患者のうち、78%がその抗生物質に耐性のある分離株を有していた。
 このS. Infantis株は、遺伝的多様性が比較的高い。この菌株に分類される細菌は、コアゲノム多座塩基配列型別法(cgMLST)に基づく場合、互いのアレルの差異は82以内である。これは、一般に細菌同士のアレルの差異が10以内に収まる典型的な複数州にわたる集団食中毒と比べ、遺伝的に多様である。
・持続性株(persistent strain)とは何か?
 CDCは、長年にわたり疾病原因となっている、いくつかの細菌株を説明するために「持続性(persistent)」の語句を使用している。このような菌株が原因となった患者数は時間の経過とともに変化する可能性があるが、これらは継続して疾病原因となっている。当該菌株は複数の発生源に関連している場合があり、その制御を困難にしている。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/ncezid/dfwed/outbreak-response/rep-strains/repjfx01.html?ACSTrackingID=USCDC_485-
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