食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06110420111 |
タイトル | カナダ食品検査庁(CFIA)、豆製品及び植物油における農薬及び金属に対象を絞った調査の最終報告書を公表 |
資料日付 | 2023年7月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ食品検査庁(CFIA)は7月20日、豆製品及び植物油における農薬及び金属に対象を絞った調査の最終報告書を公表した。概要は以下のとおり。 豆製品及び植物油における農薬及び金属(調査期間 2019年4月1日~2020年3月31日) 豆類及び野菜を主原料とする製品は、カナダではすべての年齢層によって消費される主食である。これらは、農産物製品であり、環境から、または作物が農場、輸送中及び/または保管中に虫、カビ、その他の害虫による被害を防ぐために農薬で処理された場合、混入する残留農薬を含んでいる可能性がある。これらの製品には、環境由来の金属も含まれている可能性がある。ヒ素、カドミウム、鉛、水銀などの金属は食品への添加が認められておらず、製造業者はこれらの元素の食品への偶発的な混入(例えば、鉄製機器の鉛はんだから)を減らすことを目的とした対策を講じる責任があるが、主に環境中におけるそれらの自然な存在の結果として、食品中にごく微量レベルでそれらが存在することが予想される。 この対象を絞った調査の主な目的は、カナダで市販されている豆類及び野菜を主原料とする食品の残留農薬と金属レベルに関する追加のベースライン調査データを作成すること、及び当該調査における農薬の検出率を過去の調査と比較することである。 豆製品と植物油の計2,849検体を収集し、農薬と金属について検査した。残留農薬は1,446検体(51%)から検出された。カナダ保健省(HC)の病害虫管理規制局(PMRA)が設定した最大残留基準値(MRL)に照らした評価では、本調査で検査された製品における農薬の適合率は全体で97.1%であった。73検体で83件の不適合結果があった。31検体で残留農薬が一般的なMRLである0.1 ppmを超え、52検体で特定のMRL(0.1~5 ppm)を超える残留農薬が検出された。 収集された調査検体はすべて、一連の20種類の金属について分析された。本報告書では、特にヒ素、カドミウム、鉛、水銀など、低レベルのばく露でヒトの健康に最も懸念のある金属のデータのみを示す。鉛とカドミウムの全体的な検出率は、それぞれ最低と最高であった。油脂とショートニングでは最も低い検出率であったが、豆類のチップスとクラッカーのほとんどで、これらの金属が検出された。 カナダでは、検査された製品における金属レベルの上限値(ML)は設定されていない。作成されたデータはすべてHCに送られ、ヒトへのリスク評価が行われ、ヒトの健康への懸念はないと判断された。これらの調査の過程で得られたすべての不適合結果は、CFIAの食品安全・リコール室(OFSR)に転送された。同庁によるフォローアップ措置の範囲は、健康リスク評価によって決定された汚染レベルとその結果生じる健康への懸念に基づいていた。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
情報源(報道) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
URL | https://inspection.canada.ca/food-safety-for-industry/food-chemistry-and-microbiology/food-safety-testing-reports-and-journal-articles/pesticides-and-metals/eng/1689277849195/1689277849601 |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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