食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06110110164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、地下水のリスク評価ツールボックス-水質評価システムに関する報告書を公表
資料日付 2023年7月21日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は7月21日、地下水のリスク評価ツールボックス-水質評価システムに関する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 RIVMは、地下水中の有害化学物質の影響を特定可能にするツールである地下水のリスク評価ツールボックス(RTBgrondwater)を開発した。このツールボックスは、ヒトの健康や地下水中の微生物に及ぼす影響、オランダにおける飲料水の採水や地表水に及ぼす影響を扱う。また、地下水の特定の種類の利用(個人の井戸から汲み上げられた地下水等)が安全であるかどうかを確認するためにも使用できる。
 健康に関しては、本ツールは、ヒトが様々な「経路」を通じて、地下水由来の有害物質にどのように、またどの程度まで接触しているかを評価する。一例としては、地下水が飲料水として使用される場合や、根を通して地下水から有害物質を吸収した野菜を摂取すること、地下水を散布された野菜の摂取等が挙げられる。また、地下水に含まれる物質が気化(evaporate)して、家の中に入り込む可能性もある。
 本ツールは、3つの段階を用いて、物質の量が有害であるかどうかを調べる。最初の基本的な段階は、地下水の水質が基準を満たすかどうかを判断する、概括的だが厳しい評価から成る。基準を満たさない場合は、次の2つの段階でより詳細な評価を実施する。これらの段階では、より多くの計算と測定の実施を伴い、現場に関するより具体的な情報の利用を必要とする。そのため、第2段階及び第3段階は、物質がどのように下層土の中を輸送され、またどのようにヒトに吸収されるかについて、より多くの知見を必要とする。
 地下水の水質が基準に達しない場合は、州、水管理委員会(water board)、責任を負う自治体が、介入するかどうか、またどのように介入するかを決定することになる。介入を決めるという選択権は、2023年に発効予定の環境・計画法に沿ったものである。
 当該報告書(277ページ、オランダ語)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2022-0171.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/risicotoolbox-grondwater-systeem-om-kwaliteit-te-beoordelen
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