食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06110100464
タイトル オーストリア保健・食品安全局(AGES)、重点活動「乳児用調製乳及びフォローアップミルク」に関する最終報告書を公表
資料日付 2023年7月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストリア保健・食品安全局(AGES)は7月28日、重点活動「乳児用調製乳及びフォローアップミルク」に関する最終報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 重点活動の目的は、選ばれた汚染物質と残留物に関する乳児用調製乳及びフォローアップミルクの汚染の概要を把握することであった。
 オーストリア全土からの80検体が検査され、3検体には問題があった。
 1つの検体は、グリシジル脂肪酸エステル(GE)の最大レベルを超えていたため、健康に有害であると判断された。
 2つの検体は、ホスホン酸が検出されたため好ましくなかったが、健康に害を及ぼすものではなかった。
背景情報
 調査対象は、第四級アンモニウム化合物、重金属、脂肪酸エステル(2-モノクロロプロパンジオール(2-MCPD)、3-モノクロロプロパンジオール(3-MCPD)及びそれらの脂肪酸エステル(MCPD-E)、GE)、塩素酸塩、過塩素酸塩、及び農薬である。また、これらの製品の微生物学的状態も調査された。さらに、使用された全ての食品添加物及び香料の概要が、成分表のデータに基づいてまとめられた。
 結果
 乳児用調製乳のカテゴリーで計47検体、フォローアップミルクのカテゴリーで計33検体が、検査と評価のために提出され、問題があったのは全体の3.8%であった。
 乳児用調製乳のカテゴリーの1検体は、GEの最大レベルを超えていたため、健康に有害であり、したがって安全ではないと判断された。GEは、その毒性のため重大な健康リスクを伴わない耐容摂取量の設定が不可能な物質である。また、ホスホン酸が他の2検体から検出された。実施されたばく露評価に基づき、健康被害は想定されなかった。
 選ばれた汚染物質と残留物を調査した結果、以下が判明した。
 3-MCPDエステルは提出された全ての検体で、GEは36検体で、それぞれ定量的に検出可能であった。最大レベルを超えたため健康に有害であると判断された検体を除き、決定されたレベルは法的に許容される最大レベル以下であった。
 鉛は23検体で、カドミウムは21検体で、それぞれ定量的に検出可能であった。測定されたレベルは、法的に許容される最大レベル以下であった。水銀はいずれの検体からも検出さなかった。ニッケルは39検体から微量検出され、ヒ素は2検体から検出された。いずれも健康被害が想定されるものではなかった。1つの検体を除き、提出された全ての検体で塩素酸含有量は定量限界以下であった。全ての検体の微生物学的状態は、特筆すべきものではなかった。
 添加物及び香料は、乳児用調製乳47検体中46検体、及びフォローアップミルク33検体中29検体で、測定された。評価されなかった検体では、表示ラベルが判読できなかった。乳児用調製乳及びフォローアップミルクには、香料は添加されていなかった。
 本記事の詳細(pdfファイル)は、以下のURLから入手可能。
https://www.ages.at/download/sdl-eyJ0eXAiOiJKV1QiLCJhbGciOiJIUzI1NiJ9.eyJpYXQiOjE2MDk0NTkyMDAsImV4cCI6NDA3MDkwODgwMCwidXNlciI6MCwiZ3JvdXBzIjpbMCwtMV0sImZpbGUiOiJmaWxlYWRtaW5cL0FHRVNfMjAyMlwvMl9NRU5TQ0hcL1NjaHdlcnB1bmt0ZVwvTGViZW5zbWl0dGVsa29udHJvbGxlXC9TY2hhZHN0b2ZmZVwvMjAyMlwvQS02NjAtMjJfU1x1MDBlNHVnbGluZ3NhbmZhbmdzLV91bmRfRm9sZ2VuYWhydW5nLnBkZiIsInBhZ2UiOjIyODN9.hd0DN7dXkdzR89B6mNB8quIDpzCplp5fXZy3UUW2_U0/A-660-22_S%C3%A4uglingsanfangs-_und_Folgenahrung.pdf
地域 欧州
国・地方 オーストリア
情報源(公的機関) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
情報源(報道) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
URL https://www.ages.at/mensch/schwerpunkte/schwerpunktaktionen/detail/saeuglingsanfangs-und-folgenahrung
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