食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06110090464
タイトル オーストリア保健・食品安全局(AGES)、重点活動「軽食堂及び外食産業における調理済みポテト製品中のアクリルアミド」に関する最終報告書を公表
資料日付 2023年7月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストリア保健・食品安全局(AGES)は7月28日、重点活動「軽食堂及び外食産業における調理済みポテト製品中のアクリルアミド」に関する最終報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 本重点活動の目的は、フライドポテトなどの食品に含まれるアクリルアミド含有量の低減策と削減のために設定されたガイドライン値を検証することであった。
 オーストリア全土から収集された98検体が検査され、7検体は却下された。
 7検体においては、アクリルアミドのガイドライン値を明らかに超えていた。
 背景情報
 アクリルアミドは、ジャガイモなどの炭水化物を多く含む食品の糖分とタンパク質成分から、焼き色がつくまでの間の高温で生成する。欧州食品安全機関(EFSA)は、動物実験に基づいて、食品中のアクリルアミドには発がんリスクを高める可能性があると結論した。制限や最大レベルは存在しないが、ガイドライン値は定義されている。これらの値を超える場合は、アクリルアミド含有量を減らすための対策を講じる必要がある。焼いたり、揚げたり、炒めたりする際にアクリルアミドが生成されるかどうかは、原材料の選択、保管や輸送、レシピや製造工程(加熱温度や加熱時間)など、さまざまな要因に左右される。
 結果
 全体的な却下率は7.1%であった。
 7検体から非常に高いレベルのアクリルアミドが検出されたため、食品中の汚染物質に関する手順を定めた規則(EEC)No. 315/1993に従って、却下される結果となった。規則(EU)2017/2158の附属書Ⅳによると、ジャガイモの生地から作られるその他のジャガイモ製品のガイドライン値は750 μg/kg、フライドポテトについては500 μg/kgである。
 アクリルアミドは遺伝毒性の発がん性物質であり、健康にとって安全な閾値は決定できない。規則(EEC)No. 315/199の第2条(2)によると、汚染物質は原材料の選択、調製などを含む、適切な実践規範に則り、合理的に達成できるレベルに制限されなければならない。アクリルアミドの閾値は、健康に害のないレベルに設定されなければならない。規則(EU)2017/2158の附属書ⅡA Teil Aに規定されているこれら食品におけるアクリルアミドの低減策は、この意味において食品事業者にとって良い実践となる。
 本記事の詳細(pdfファイル)は、以下のURLから入手可能。
https://www.ages.at/download/sdl-eyJ0eXAiOiJKV1QiLCJhbGciOiJIUzI1NiJ9.eyJpYXQiOjE2MDk0NTkyMDAsImV4cCI6NDA3MDkwODgwMCwidXNlciI6MCwiZ3JvdXBzIjpbMCwtMV0sImZpbGUiOiJmaWxlYWRtaW5cL0FHRVNfMjAyMlwvMl9NRU5TQ0hcL1NjaHdlcnB1bmt0ZVwvTGViZW5zbWl0dGVsa29udHJvbGxlXC9TY2hhZHN0b2ZmZVwvMjAyM1wvQS03MDEtMjNfQWNyeWxhbWlkX2luX3ZlcnplaHJmZXJ0aWdlbl9LYXJ0b2ZmZWxwcm9kdWt0ZW5fYXVzX0ltYmlzc3N0XHUwMGU0bmRlbl91bmRfZGVyX0dhc3Ryb25vbWllLnBkZiIsInBhZ2UiOjIyODN9.H4WvMg7jGIAR88G9an-aPyQHu-sawEfuBbPIpxJEbW4/A-701-23_Acrylamid_in_verzehrfertigen_Kartoffelprodukten_aus_Imbissst%C3%A4nden_und_der_Gastronomie.pdf
地域 欧州
国・地方 オーストリア
情報源(公的機関) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
情報源(報道) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
URL https://www.ages.at/mensch/schwerpunkte/schwerpunktaktionen/detail/acrylamid-in-verzehrfertigen-kartoffelprodukten-aus-imbissstaenden-und-der-gastronomie
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